パンダ総受け 紅欄様リクエスト ページ48
最近、Nakamuの様子が可笑しい。
理由は何となく察しがついてる。
…Nakamuの恋人が亡くなったからだ。
俺達ワイテルズは皆Nakamuが好きで。
でも、Nakamuが幸せになるならって身を引いたんだけど…。
…名前すら、“Nakamu”って呼んでも反応しなくなった。
「…まさか、こんなことになるなんてな…。」
「ど〜したの、シャークん。おれ、何か変？」
「…別に。」
「ふ〜ん？」
Nakamuが部屋から出たのを見て、Broooock達を手招きして呼ぶ。
「…僕、あんなNakamu…耐えられないよ…。」
「おれも…。あれが素だと思ってる…ってことだよね…。」
Nakamuの変化はずっとNakamuを見てきた俺達にはわかりやすく…このままだと他の人も気づくだろう。
「とはいえ…俺達に医学の知識はない。素人が手を出して良い問題なのか？」
「でもNakamuは自分からは病院に行かないだろ。」
不安な部分は勿論あるが…俺達がNakamuを救わないと…。
「慧〜、ちょっといい？」
慧…死んでしまったNakamuの恋人の名前だ。
「何〜？」
「美味しいクレープのお店があるんだけど…一緒に行かない？」
とりあえずNakamuの五感に訴えかけてみることにした。
「クレープか〜…あんまり甘いもの好きじゃないけど、皆が行くなら行こうかな。」
…ほら、もうこの時点で可笑しい。
Nakamuが甘いものに食い付かないなんて。
「…うん。皆行くから…慧も行こう？」
「は〜い。」
クレープ屋に行く道を少し遠回りして、昔皆でよく遊んだ公園を通って行くことにした。
「懐かしいね、あの公園。」
「昔は毎日あそこで遊んだもんな。」
「…へ〜、そうなんだ？」
…Nakamuだって知ってるはずなのに…。
「皆はクレープ何にする？」
「おれは〜…たまには甘いのにしようかな。」
「僕も。ここ、甘いのが美味しいらしいし。」
「ん〜…皆がそこまで言うならおれも…。」
そんなわけであまり甘いものは好きじゃないが…Nakamuを誘導するため俺も珍しく甘いのを注文した。
「甘いのあんま食わないけど…美味しいな。」
「う〜ん…俺はやっぱ好きではないかも…。」
口々に感想を述べる中、乗り気ではないNakamuもクレープを食べる。
「…！」
一瞬、Nakamuの素が見えたような気がする。
「…美味しい？慧？」
「う、うん。美味しいな。」
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さくらもち(プロフ) - 虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民さん» わー！ありがとうございます！その作品私もお気に入りなので嬉しいです…！ (2022年6月19日 18時) (
レス) @page27 id: 90940eb018 (このIDを非表示/違反報告)
虹色のしっぽが付いた雪だるまのジャス民(プロフ) - 27ページのsmさんのbrさんのモノマネ好きです笑1人でゲラゲラ笑っちゃいました爆笑 (2022年6月19日 17時) (レス) @page27 id: 779b4574fe (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - 紅蘭さん» いえいえ、こちらこそリクエストありがとうございました！お気に召したようで何よりです！ (2021年5月10日 7時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
紅蘭(プロフ) - リクエストありがとうございます！メンバーのnkさんに対しての想いなどがしっかり表現されていて良かったです！リクエストありがとうございました！ (2021年5月10日 6時) (レス) id: c9c79794b0 (このIDを非表示/違反報告)
さくらもち@実況者にハマり中(プロフ) - 栽培さん» 喜んでいただけたようで何よりです…！リクエストはいつでもお待ちしておりますのでまたどうぞ！ (2021年5月9日 23時) (レス) id: e24fa9aac3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さくらもち
| 作成日時：2021年4月24日 12時
