愛し愛され英国紳士！その7

無自覚からの目覚め（けとゆと）ハツ様リク ページ32

圭人side

『はーい、目線こっちにくださーい！』

照明が照らされパシャパシャと大きな音と共にカメラが切られる。
今日はとある雑誌の撮影日、今回はペアになって撮影を進めているんだけど………


『あれ？中島さん暑いですか？顔が真っ赤ですけど』

『え！？あ、あの大丈夫です………』

隣で一緒に撮影している裕翔、だけどその顔はどことなく赤くてメイクさんが駆け寄ろうとするのを慌てて制している。

「裕翔、大丈夫？」

心なしか汗をかいている裕翔、その汗を指ですくうように撫でればビクリと裕翔の肩が跳ねる。
それを見てけーとは笑いそうになっちゃうけど今は我慢しないと！だって、ご主人様がしっかりしないとペットに示しがつかないもんね。

何とか撮影を終えて、裕翔の手を引っ張って誰もいないスタジオ裏へ連れて行く。
ハァハァと息が荒い裕翔を壁に追いやって、衣装のボタンをプチプチ外していけばそこには荒縄で身体をいやらしく赤い縄で縛られて胸の飾りに玩具を着けられた裕翔の恥ずかしい姿があった。


「言えないもんねーこんなにいやらしい恰好をしてるから興奮して熱くなっただけなんですって」

『け、いと………』

「あれ？そんな口の利き方してよかった？」

『申し訳ございません、圭人様………』

「ん、じゃあご褒美ね」


持っていたリモコンと少しだけ長めに伸ばした縄を同時に動かせば、裕翔は口を手でふさぎながらビクビクと身体を跳ねさせてあっという間に果ててしまう。
ハァハァと荒い息をしながら涙目でけーとの事を見る裕翔は、けーとの事が大好き。

だけど、けーとには好きな人がいる。そう言えば、裕翔は何でもするから！って言ったの。
だから裕翔の事を玩具にしてみたんだけど、本当裕翔ってけーとの言う事を何でも聞いちゃうから面白いなぁ。
縄で縛っても玩具で放置しても、何をしても裕翔は全部全部受け止めてくれちゃう。


「本当、閉じ込めちゃいたいくらい可愛い………」

『え………？』

「ん？あ、そうだ次は何をして遊ぼうか」


あれ？けーと今なんて言ったの？
裕翔の事、閉じ込めちゃいたいくらい可愛いって………。
まあ、ただそういう気分だったから出ちゃっただけなんだろうと思ってから、けーとは裕翔で遊んだ。

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