トリプルSな夢を見せて 6

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『だからお願いマリちゃん、俺が戻ってくるまででもいいから


どうか、どうか勝利の心臓の音聞いてあげて』


ぎゅって僕の手を握るそちゃん


僕はその手を握り返して任せてよそちゃんと言えば、そちゃんは嬉しそうに笑った


『はい、しょり君もしもししますよー！』

『ありがとマリ』


そちゃんに頼まれてから僕はしょり君のもしもし係になった


しょり君の心臓の音は普通の人よりほんの少しだけ早い


一度かなり早い時があって僕がすぐ病院に連れていったら、不整脈が出てるってお医者さんに言われたことがあった


その時も早く気づいたから大ごとにはならなかったけど、もし気づくのが遅かったらしょり君は倒れていたかもしれない………


特に今はウイルスが流行ってるからしょり君が仮にそれにかかってしまったら、不整脈持ちのしょり君はかなり危険な状態になってしまう


だからそちゃんは毎日しょり君の命を守るために、だけどしょり君が周りに迷惑をかけるのを嫌がるからこうして気にしていたんだ


そちゃん、僕今日もしょり君の心臓を守るために頑張るからね！


今日も僕はしょり君の心臓の音を聞く


トクトクトクと伝わる命の鼓動に今日も僕は耳を傾けるんだ


おしまい。


マリちゃん、ゆっくり休んでね
オタクはいつまでも待ってるよ


作品をお気に召してもらえたら嬉しいです！

続だから何で贈るんですか(SnowmanALL)かなえ様リク→←はい、もしもししますよー(Shori.s)なぎさ様リク

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