エメラルドとペリドット

初めてで内緒のキス ページ9

聡side

圭人君へのお揃いのアクセサリーを買った次の日、俺は早速圭人君にメッセージを送った。

即行動！それが俺のモットーだからね！

今日会えませんか？のメッセージを送って数分後、夜なら大丈夫だよってメッセージが返ってきて思わず部屋ではしゃいで姉ちゃんに怒られた………

とりあえず会うんならと、鏡の前でこの前買った服でコーデをしたり髪型を考えていたらあっという間に待ち合わせの時間が着て慌てて家を飛び出せば既に圭人君の車が止まっていて慌てて駆け寄った。


「ごめんなさい！圭人君お待たせしました！！！」

「大丈夫だよ、さっき着いたところだから」

そう言って笑ってブランケットを差し出してくれる圭人君にまたキューンとしながら他愛もない話をしつつどのタイミングでバングルを渡そうかと思ったときだった。


「「あの」」


思わず重なった声に二人で顔を見合わせて、先にどうぞって譲り合いながら二人とも譲りすぎてせーので話そうってなって、せーのと同時に俺はバングルの入った包みを、圭人君は細長い箱を俺に差し出した。


「これ、けーとに？」

「は、はい！あの、これは俺にですか？」


そうだよって笑う圭人君に差し出された箱を受け取って開けてみると、そこには綺麗で高そうな砂時計のネックレスが入っていた。

「うわぁ……！すっごく綺麗ですね」

「聡君のもすごく素敵だね」

早速、俺はネックレスを圭人君はバングルを着けてくれてお互いお揃いのアクセサリーで笑っちゃえば、ふと圭人君と目が合う。


「聡君………」

「圭人君………」


トクントクンと高鳴る心臓

近づいてくる顔に、そっと目を閉じれば暖かいのが唇に重なってそこからまた更に暑くなった。


その日の夜、俺は綺麗な贈り物と初めてで秘密のキスを貰いました。


この時、俺はまだお子さまだから知らなかったんだ。


俺が思っている以上に、世の中には色んな愛があるってことを………。

可愛くて綺麗なキミ→←砂時計のネックレス

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