愛し愛され英国紳士！その24

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ピンポーン


「誰だろ？」


静かな家にインターホンの音が鳴り響く

何か頼んだかな？そう思ってドアを開けると、そこには……


「な、んで………」

『圭人………』


3年前よりずっとカッコよくなった○○が立っていた


なんで、どうして○○がここに………！？
そう思うよりも先に○○がけーとの頬を包んで、そして


「んぅ………！」



けーとに深いキスを落としてきた



「なんで………？」



薄暗い寝室


あれから流れるように感情のままに縺れあったけーとと○○

今はベッドでお互い服を纏わないで抱きしめあっている


『………彼女挨拶きたでしょ？


あの前にさ、俺全部思い出したんだ』


だけど圭人の所に会いに行く前に、俺と圭人が前から付き合っていた彼女に脅されて危害を加えられたくなかったら言うことを聞けって………

圭人を傷つけられるのを恐れた俺は、彼女の言うことを聞いた

だけど彼女はどんどんエスカレートして行って、圭人がJUMPからいなくなって皆が圭人のことを悪く言うのが耐えられなくて



『ごめん逆に圭人のことを傷つけて………』

「○○………」


知らなかった○○もずっと傷ついていたんだ


『これ………』


そっと○○が左手薬指に触れる
冷たい感触、そこにあったのはあの日彼女がはめていたはずの指輪


「これ………」

『これね、本当は事故にあった日に圭人にプロポーズするためにオーダーメイドしてたんだ

その帰りに事故にあって………指輪を見て圭人の事全部思い出したんだ


圭人、これから俺達にどんな未来が待っているか分からない

それでも俺と未来を一緒に歩いてくれませんか？』


誰からも復讐されないかもしれない

もう二度と大好きな人達にも会えないかも

世間からは後ろ指を刺されるかも


それでも


「はい………！」


それでもけーとはこの人といたい


お互いにまた縺れ合うなかで、左手薬指の指輪がキラリと光った



(もう離れないでね)


おしまい。


このあと皆と再会するもよし、二人で誰にも会わずに生きていくのもよしなのでお好きな二人の結末をご想像いただければ……

作品をお気に召してもらえたら嬉しいです！

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