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「よし、なかったことにしよう」
松村北斗もきっと気の迷いでラブレターを出したに違いない
っていうか、そうに違いない！そうだと思いたい！！！
そうと決まれば即退散！って、私はそっと図書室を出て行こうとしたのだけれど………
『どこ行くの？』
「ひぇ………！？」
私の真横から長い腕が伸びてきて、ドアを抑えてゆっくりと後ろを振り返れば、かなりの至近距離で松村北斗が立っていた。
『手紙、読んでくれた？』
「は、はい………」
『初めてラブレターなんて書いたから緊張したけど、ちゃんと読んでくれて嬉しいよ
改めて………好きです、AAさん
俺と付き合ってください』
そう微笑まれて、一瞬ドキッとしたけれど速攻でよぎった退学の二文字に、お断りしますを言おうとしたけれどそれは出来なかった
『勿論、返事はハイだよね？』
何故なら私の口は松村北斗の手に塞がれて、目の前には笑顔だけれど威圧感がすごい松村北斗が至近距離で私を見ていたから………
まあ、こうしてこの後も色々な事がありながらも、結局私と松村北斗は彼氏彼女という関係になり、そして………
「こうなったから人生わかんないもんだよね」
そう呟きながら、自分の身に着けている真っ白なドレスを見る
『俺はもう人生こうなるって分かってたけどね』
そう笑う北斗は、ダークグレーのタキシードに身を包んでてそれが似合ってるからすごい
『さあ、行こうか今日で彼氏と彼女は卒業だよ』
「うん」
差し出された手をそっと握って開かれるドアへと向かう
あの日あの時あの場所で
もし、私が手紙を見なかったらきっとこんな未来は待っていなかったかもね
そう思えば、何だか胸がキュッとなって北斗の手を握り返せば、北斗は優しくだけど力強く私の手を握り返した………
(さよなら彼氏彼女)
(こんにちは奥さん旦那さん)
おしまい。
MORE買っちゃいました、ほっくんかっこよす………！
作品をお気に召してもらえたら嬉しいです！
嫉妬深い彼氏は時々子供に嫉妬中（Shori.s)二湖様リク→←.
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なー - リクエスト書いてくださってありがとうございます！とっても良かったです！ (2019年12月16日 16時) (
レス) id: db264e9393 (このIDを非表示/違反報告)
ウオノメは涙(プロフ) - アイアム庶民姫！の勝利くんが主人公を見つけ出して高校の入学許可の手紙を送るいきさつが見てみたいです！お願いします！ (2019年12月4日 13時) (レス) id: fe759ea252 (このIDを非表示/違反報告)
けーまま(プロフ) - ありがとうございます！！(歓喜!) (2019年12月3日 18時) (レス) id: 18e75b3271 (このIDを非表示/違反報告)
なー - リクエストお願いします！勝利くんが貧血気味のまま仕事に行って、仕事中に倒れてしまってメンバーが看病する話が読みたいです！お願いします！ (2019年12月3日 16時) (レス) id: db264e9393 (このIDを非表示/違反報告)
きょんきょん(プロフ) - リクエスト答えてくださりありがとうございます！ヤンデレめっちゃいいです…！これから更新頑張って下さい！！！ (2019年11月30日 13時) (レス) id: a02f77dfe8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おはる
| 作成日時：2019年10月5日 11時
