魅惑の彼女は今日も笑う

Forty three Love ページ44

私は意識を失ったが、





刺された箇所から血が喉にまで届いて






吐血をする度に朦朧とだけど意識があった







イルマ、、





爆発止めれたかな







怪我してないかな






安定しない意識の中でひたすらイルマの無事を祈る






リリィ「ｶﾞﾊｯ」






吐血する度に血が喉に詰まりそうになる






動かない身体を精一杯横に向けて窒息死を避ける









あぁ、私、役に立ったかな





ほんとは戦ってでも止めたかった






でも、先生達はこの計画をサプライズとして






生徒に気づかせないようにしてた







つまりは、








このお祭りを台無しにはさせないということだろう





であるならば私はそれを守らねばならない







だってツムちゃん先生の笑顔がみたい






穏便に終わらせて一緒に前夜祭まわりたい







消えそうで消えない意識の中







私は気づきそうで気づかないようにしてたことに








確信が持てた







あぁ、私って、



















ツムちゃん先生が好きなんだ







言ってしまえば単純で、







もしかしたら一目惚れだったのかも








先生に恋したくなかったのも








辛くなるのが嫌だったから






なのに、、、、



















私は気づいてしまった









この気持ちが恋だと







今弱ってて精神が安定しない時に







気づいてしまったから







会いたくて仕方がない








リリィ「ツム、、ちゃん、、せんせ、、い」







来るはずないのに名前を呼んでしまう







リリィ「ｹﾞﾎｹﾞﾎ」







さっきの吐血よりも血の量が多い








本当に意識が消えそうになる







朦朧とする意識の中に








ふと、声が聞こえた









？？？「、、、！、」








だ、れ？







？？？「、、、ぉ、、、ぃ、、」







なんて言ってるかわかんないよ








ツムル「おい、リリィ！」








最後に見た景色は











赤いツインテールが似合う







私の大好きなツムちゃん先生が









焦って泣きそうな顔をしていた姿と














私のために叫んでくれている










優しい声







私は






とてもいい気持ちで意識を飛ばした

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