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某日
私の普通が終わった。
何を言っているか分からないかもしれないが
私自身何が起こっているか分からないので、許して欲しい。
今、私の横 即ちベッドの上には自分ではない誰か
俗に言う 他人 の温もりがあった。
恋人なんてものはいない。
生憎私が借りている家賃月5万円の
ワンルームはペット禁止である。
しかし、確かにそこには魂がある。
かたまり ではない たましい である。
(確かに、かたまりではあるかもしれないけど……)
それは、ちいさき命。
ワインレッドのつやつやの髪に
伏せられた目に寄り添う同じ色のまつ毛
すぴ、すぴと愛らしい音を奏でながら
酸素を迎え入れる小さな口には
小さな人差し指があてがわれている。
「……なんだこれ」
なんだこれ……。
本当に理解できない
寝起きだからとかは、関係ない。
多分
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作者名:御伽草子 | 作成日時:2022年7月3日 0時