Fate。《登坂広臣》6

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｢起きようよー｣






と言っている自分も かなり二度寝の方向へ進んでいることを Aは自覚していない。









早朝、少しだけ明るくなってきた。









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ひとり 目覚ましの音に起こされ むくっと体を起こしたはいいものの、 隣でうつ伏せになり 死んだ魚みたいな体勢で寝息を立てているこいつを どうにかしなければ。









疲れてるんだな 〜...









……HiGH＆LOW プロジェクトはアルバムの完成、そしてLIVEへと駒を進め、それに加え恒例の春の音楽特番、リハーサルの毎日に 相当 疲れも溜まっているみたい。



深夜帰宅、早朝起き が何日か続いているから Aも心配になりながらも ただただ出来るだけのサポートで支えている。









(起こすのもかわいそうだけど... 8時前には迎え来ちゃうから 起こさないと。)









｢おみー？もう 7時になるよ｣





"んー..."


とうつ伏せの体を仰向けにして
少し眩しいのか腕を顔の上に覆いかぶせる






｢迎え来るんでしょ？｣


臣｢... はちじ｣


｢ずっと寝てたら待たせちゃうよ｣






そう言うと 少ししてから 潔く 体を起こして、目を擦りながらスマホで正確な時間を確認している。





そんな臣に 安心したのか Aもベット脇にあったスマホの電源をつけ、今日の仕事内容を確認しだす。







... 今日はJJか〜、あれ 夏恋もだっけ？ 聞いてみよ









今日 夏恋もJJ? }


{ gm〜 ^^
{ そうそう！企画違うけど同じスタジオ！


ラッキー }


{ 眠そう笑 さては今起きだな〜？


アタリ〜 }
そういう夏恋も今起きだろうね笑 }


{ バレたか♡


画面の向こうにボサボサ寝癖がみえる }


{ 画面の向こうに臣さんとのラブラブが見える


してないから笑 }


{イチャイチャして遅れないようにね〜♡








｢するわけないでしょうが！｣



スマホ画面相手に 夏恋へのツッコミが 思わず口に出る。








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