Fate。《登坂広臣》6

▽ ページ14

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｢ただいm...｣








いやいや、 リビング入った途端 何？


この 負のオーラ。







｢お、おみ？｣





パーカー のフードを 深ーく 被って スマホに目を落とす この人。


もはや 顔見えません。








とりあえず 臣と ひと1人分くらい間を空けて コーヒーと雑誌片手に ソファに座る





臣｢……｣



｢……｣








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臣｢壁ドン｣


｢え？｣




壁ドン ...？


スマホから視線を外さずに この一言。





Aも思わず コーヒーを口の前で停止したまま硬直。






臣｢なに壁ドンとかされてんの｣


｢ん？壁ドン？｣


臣｢胸キュンだとかなんだか知らねえけど｣





胸キュン、壁ドン


の二単語でAの思考回路がようやくゴールに辿り着く。







...あ、そっか！アレ 今日オンエアだ。





｢見たの？｣


臣｢...｣


｢嫉妬…？｣


臣｢は？｣




片眉あげて その目、もはやパーカー姿の雨宮広斗。



若干 殺気を感じて Aももう1人分 間を空けて遠のいた。









｢そ、そんな怒ります？｣


臣｢んだよ 近すぎんだよ壁ドンってまずなんなんだよ｣




臣って、こーゆー時 怖いけどなんか可愛いから罪なんだよね。







｢女の子が壁と男の子に挟まれて至近距離になるやつ、｣


臣｢んなん わかってる｣


｢とりあえず 機嫌直してよ、｣





Aが呆れたように言うと ようやく臣も スマホを置いて Aに向き直る。





けれど 完全 不貞腐れている。





でも Aからすると "可愛い" のだとか







臣｢忙しくて 帰った時には寝てるし 色々と俺 A不足な訳。｣


｢あの人と臣 比べちゃダメだよ 笑｣


臣｢そーゆー問題じゃない｣





急に愛おしくなるものだから 臣に抱きつくA




｢臣だったらいいのにね｣


臣｢…それもう番組の趣旨違うじゃん｣


｢うん、ですね。｣





いつもは 大人な臣 の見せるこの一面に 思わずニヤけてしまう 。






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｢年下みたい。｣






なんて呟いてみたのは 後の祭りで




その後 世に言う 床ドン になり




しばらく逃れられなかったそうな。









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直人(Aちゃん大丈夫かなー)

健(なわけないっすよ)

隆(子供できちゃう)

直己(お、おい隆二！笑)

ELLY(OMI baby〜？)

岩(いや 臣さんそーゆーとこしっかりしてるんで大丈夫っすよ)

健(せやな)







おいおい。








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