1小節目 ページ3
Aside
あ「勇次郎、おそーい！早く行こーよ！」
勇「相変わらず元気だね」
今日は待ちに待った桜丘高校への入学式。
門のところには入学式とかかれた大きな看板がある
満開な桜が咲き誇るなか、プリーツスカートが長い髪と一緒に揺れる
今日から高校生だもん！
青春するぞー！おー！
私は後から来る勇次郎をおいて、クラス分けされた張り紙を眺め、雨谷Aという名前と、染谷勇次郎という２つの名前を探す
目的の名前は案外すぐに見つかった
勇「何組？」
あ「４組！おんなじだよ！」
勇「ふーん」
相変わらず素っ気ない返事をする勇次郎に向かって、にっこり笑う
勇「じゃ、行こ」
あ「あー！ちょっと待ったー！」
下駄箱に向かおうとする勇次郎の腕を掴む
勇「何？」
あ「星どこっ！？」
勇「あー」
私は４組にいないかと、懸命に探す
上から順に読んでいき、最後の名前には渡波星とかかれていた
あ「星もおんなじだよ！楽しくなりそー！」
勇「ったく。一番下探せばすぐでしょ」
あ「あ、確かに」
勇「バカ」
私をおいて先に行こうとする勇次郎の隣に走って並んだ
in教室
教室に入ると、当たり前のように女子が黄色い歓声を上げる
今となってはもう慣れてしまったが。
勇「おはよう」ニコッ
女「「キャーッ！」」
あ「フハッ」
勇次郎は教室に入ると同時に猫を被る
その光景に思わず笑ってしまう
私は笑いながら一番はじの一番前の席に座る
気付いた人は気付いたであろう
私の名字は変わっていないのだ
勇「ちょっと通してくれる？」
勇次郎の声に顔を上げる
勇「内緒ね？」
私たちが義理の兄妹だということだろう
あ「言わないし、言う気ない！」
勇「ん。」
それだけ言って、勇次郎は自分の席に着く
私たちが義理の兄妹ということは誰にも言っていない。勿論、星と愛蔵くんにも言っていない
じゃあなんて言ってるかって？
『幼馴染み』って、いっているのだ。
星「Aーおはよう！」
あ「あら、渡波さん！ヤッホー！今日元気だね」←
目の前のドアから勢いよく入ってきたのは親友の星だった
けれど、その数秒後に「あー！」という叫び声がする
こんな朝から元気な人、私以外にいたんだ←
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あいりん(プロフ) - めっちゃ雨谷ちゃんのキャラが可愛くて、更新楽しみです！！頑張ってください😆！ (2022年9月3日 15時) (
レス) @page47 id: 7fdb052437 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよ太@勇次郎のリアコ勢 - 兄じゃなくて弟です。(確か) (2022年8月3日 18時) (レス) @page4 id: ab2319fbb7 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - マジすんません！！！え、一年ちょい前とか、、、、申し訳がない泣ありがとうございます！！ちょくちょくちょくちょく更新しようと思ってるんで←よろしくお願いします！！ (2021年2月23日 22時) (レス) id: 19dced2a67 (このIDを非表示/違反報告)
陽毬川みか - この小説だいすきです！更新がんばです！雨谷さんも描きたいです！更新がんばです！(2回目) (2019年9月15日 20時) (レス) id: a93d391e46 (このIDを非表示/違反報告)
みんみん - マジですか！？めっちゃなんて・・・嬉しいです!!!!更新頑張ります!!!! (2018年12月25日 0時) (レス) id: c36f6bb766 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みんみん | 作成日時：2018年8月31日 18時
