検索窓
今日:6 hit、昨日:6 hit、合計:109,570 hit

第廿玖話 ページ29






『ふう…』



カチリと刃を鞘に収めて消えてしまった鬼を見る

と言ってもさっきまでそこにいた鬼だ。もういない



『…………』




初めて倒した鬼に少しだけ手が震えた

やっばい…殺人をしてしまったかのような罪悪感がすごいくる



『…………あ!善逸!』



切り替えるようにして思い出したたんぽぽ頭

怯えて隠れているのだろうと思いガサッと茂みを掻き分けた



『おーい善い…て気絶してんじゃん!』

「…………」

『なんでだよ!今の数分間で?肝っ玉なさすぎだろ』



ペチペチと頰を叩いても眠ったままの彼

うそー…この人おぶっていくの…?ええ…



『お前起きろよー…』

「…………」

『俺、おぶっていくの嫌だよ…めんどくさいよー』

「…………」

『おーい…起き』





___パシュッと何かが弾け飛んだ

瞬きをした一瞬でなにかが起こった

え?



『え?善逸??』

「ああ!クソ!ガキを仕留め損ねた!」

「………」



ゆらりと立ち上がった善逸は目をつむったまま

そして今気づいたのだが、手の長い鬼が俺を襲おうとしたらしい

が、その手は何者かに斬られてすぐ横に転がっている




『…え、善逸がやったの?』

「……雷の呼吸、壱ノ型」

『!?』






善逸が瞬時に鬼へと向かった。

あり得ない光景に開いた口が塞がらない、

誰コイツ…??






「なっ…!!!」

「霹靂一閃」




善逸はものすごい速さで鬼の首を刈り取った。

まるで雷のような速さに鬼は避ける術もなく…

首をポトリと落として、灰と化していった



「んあ!…あれ?なんで俺ここに立って…」

『…おい善逸…』

「へ?あれA」

『お前…言ってたよなぁ?「俺は弱い」って…』

「え…なんで怒ってんの?…」



ああ、コイツ寝たら強い的なやつか…

寝てるから記憶がないってやつね。あーはいはいそうかそうか

俺はガシッと善逸を掴む



『テメエエエ!強いなら先に教えろや!俺の今朝の時間返せよ!!
あんな時間なかったらな!本当は饅頭食えてたんだぞ!!』

「ええええ!?なんのこと!?なんで怒ってんだよぉー!!」






第丗話→←第廿捌話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (157 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
377人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 転生 , 男主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Rei@すいオレ,(プロフ) - こ…更新停止中?!?!続きめっちゃ気になります……頑張ってください!!でも絶対に無理はしないでください!! (2019年8月16日 12時) (レス) id: f1f3cb152e (このIDを非表示/違反報告)
水餅(プロフ) - 、さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2019年8月8日 8時) (レス) id: 09171dabd4 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが気になる小説ですね!!更新頑張ってください!! (2019年8月7日 22時) (レス) id: 277d330b38 (このIDを非表示/違反報告)
水餅(プロフ) - まーねーさん» 日本のどこにいても、ということはいつでも見てくれるのですね!コメントありがとうございます!!(土下座) (2019年8月7日 18時) (レス) id: 09171dabd4 (このIDを非表示/違反報告)
まーねー - ああ〜^早く続きが見たいんじゃあ〜^ あ、どうも、頑張って下さいね。日本のどこにいても応援してるゾ(青春風 (2019年8月7日 18時) (レス) id: 038c401b6a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:水餅 | 作成日時:2019年8月6日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。