白いだけの高校生が鬼と戦う部隊に就職しました。【鬼滅の刃】

第廿参話 ページ23

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『おーい善逸ー！降りてこーいお前は完全に包囲されているー！』

「うるせえええ！俺は弱いから無理ー！もう何やってもムダだああああ！！」



今日も今日とて善逸を説得中

俺だってキツイ鍛錬やってんだからな！？秘密にしてるけど！

てか俺知ってるから！お前が夜な夜な鍛錬に励んでるの！

そんな手にまめ作ってる奴が弱いわけねーだろ！！



『お前寝ずに頑張ってんだろ！自信持てや！師範さんもな！善逸には才能があるって言ってたぞ！』

「そんな慰めは要らねえええんだよおおおお！！いいからあっち行けってぇぇ」

『俺だって用事あるんだよ！急いでんの！』



俺は木に登っている善逸に手を伸ばす

でも全く届かない。クッソ…！地味に高いところ登っていやがる！



「いいからAは修行行けって！師範さんに怒られるんだろ！！？」

『え…？』

「言っておくけど俺知ってるからな！！Aも鍛錬しているの！」

『何で知ってんだよおおお！！？』

「毎日毎日ボロボロになって「散歩」って言うからだろ！
あと俺は耳がいいんだよ！嘘丸わかりだよ！じいちゃんも知ってるよ！」

『それ先言えやああああ！メッッチャ恥ずかしいだろがあああ！！』




ここに来て俺の必死についていた嘘を見抜いて言いやがった！

しかも師範さんも知ってたんかい！何で言ってくれないの！？

俺、嘘つくの下手すぎでしょ！！？




『く、くそ！善逸！もうこうなったら無理やり降ろすからな！！？』

「おい！やめろ！俺が頑張っても全然意味ないの！だからほっといてくれよ！！」



あーもう怒った

これがまさに激おこプンプン丸って奴だなコノヤロー

絶対降ろす！




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