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第拾壱話 ページ11






『どこ行くの…??俺、伊之助置いてくことになるんだけど』

「僕は今日からお前の師範だぞ。敬語だ。「師範」と呼べ」

『あ…うっす…』

「お前の言う猪少年は大丈夫だ。気にしなくてもいい」



サラリという師範…てか待って俺、猫に弟子入り

めっちゃ変なやつだよ…どんな奴だよ。

あとこの人伊之助の扱い雑じゃない??



「文句があるなら正面切って言え」

『なんでもないです…(こえー…!!)』

「ふん…コッチだ」

『これどう考えても猫用ですけど…?』

「当たり前だろ。さっさとこい。細いお前なら通れる」



この猫…いちいち棘がありまくりでしょ

俺の陰キャの精神舐めんなよ。ポッキー並みだぞ

そう思いながら無理やり体を通した。行けちゃったよ…俺ほっそいな…泣く



「いいか。お前にはある家に居候させてもらう」

『…猫として暮らせと…!』

「違う。僕の人間の頃の知り合いだ」

『へー…そうなんですかー』



黒猫は偉そうに俺の前を歩いている

見た目すっごい可愛いのになー…俺、猫は結構好きです

険しい獣道を歩き続ける。もう獣道というより猫道





『お知り合いの家は近いんですか?』

「いや、まだ遠いが…心配はいらない」

『へ?』

「あそこだ」



ガサリと顔を出すとそこは崖になっていて

黒猫は肉球で向こうを指す

いや…村は米粒並みですよ???



「では行くぞ」

『いや…もう道はないですけど』

「こうするんだよ。お前は脳みそが詰まっているのか?」

『え?』




師範がバッと俺を押した

そりゃあもう猫とは思えない力で

そのままの投げ出された俺はすぐに重力がかかってくる





『うわあああああああああ!?!』





理解した時には遅かった

俺、確実に崖から落ちてる。






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Rei@すいオレ,(プロフ) - こ…更新停止中?!?!続きめっちゃ気になります……頑張ってください!!でも絶対に無理はしないでください!! (2019年8月16日 12時) (レス) id: f1f3cb152e (このIDを非表示/違反報告)
水餅(プロフ) - 、さん» コメントありがとうございます!更新頑張ります!! (2019年8月8日 8時) (レス) id: 09171dabd4 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが気になる小説ですね!!更新頑張ってください!! (2019年8月7日 22時) (レス) id: 277d330b38 (このIDを非表示/違反報告)
水餅(プロフ) - まーねーさん» 日本のどこにいても、ということはいつでも見てくれるのですね!コメントありがとうございます!!(土下座) (2019年8月7日 18時) (レス) id: 09171dabd4 (このIDを非表示/違反報告)
まーねー - ああ〜^早く続きが見たいんじゃあ〜^ あ、どうも、頑張って下さいね。日本のどこにいても応援してるゾ(青春風 (2019年8月7日 18時) (レス) id: 038c401b6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水餅 | 作成日時:2019年8月6日 10時

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