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「ただいまー」
重いドアを開けるとカランコロンと音がなる。
「おかえり、あれ、今日は一人？」
「え、優斗来てないの？」
「来てないけど」
「……そっか」
「暇ならお店手伝ってね」
「テスト前だからむり〜」
仕方ないので家に帰る。
部屋着に着替えてから優斗に電話をかけると
意外にもすぐに繋がった。
「どうした？」
「…なんか今日、優斗おかしかったから」
「そう？」
「うん、あの、わたしまた何か言っちゃったかなって……」
「え？ああ、俺、そんなに去年のこといつまでも引きずらないよ(笑)」
「ならいいんだけど……店にも来てなかったし」
「あーごめんごめん。寂しかった？(笑)」
「そういうんじゃない！何もないならいいや、じゃあね」
「なあ、まだ店？」
「ううん、もう部屋」
「そっか……今からそっち行ってもいい？」
「えっ、うち？」
「うん、この間話してた参考書、貸してやるよ」
「明日でいいよ」
優斗がうちに来たの、いつだっけ。
ああ、小学校の卒業式の日だ。
わたしが寝坊しちゃって、二度寝してたのをうちまで起こしにきてくれたっけ。
卒業式に遅刻するなんて、って大泣きしてたのを慰めてくれたな。
「いや、今からいく。どうせ勉強せずにゴロゴロしてんだろ？」
「ゴロゴロはしてないもん！……勉強もしてないけど」
「やっぱりな(笑)じゃああとで」
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ゆ(プロフ) - すこさん» コメントありがとうございます！頑張ります( ; ; ) (2018年6月28日 3時) (
レス) id: cafb98ccb8 (このIDを非表示/違反報告)
すこ - とても面白いです！更新頑張ってください (2018年6月27日 21時) (レス) id: 3e29e71749 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆぴ | 作成日時：2018年6月19日 20時
