【仮面ライダー電王】時を駆ける聖女

断章「新年の挨拶」 ページ12

暗いステージの真ん中を、ライトがパッと一カ所を照らす

そこには、水色の生地に白い花を散りばめた着物を着用し

長く綺麗な金髪を三つ編みに結い、纏めたリアンヌが立っていた

リアンヌの後ろで何か騒いでいるのが、無視ししよう

リアンヌはそっと前に出て

『新年、あけまして・・・』

「「『おめでとうございます！』」」

リアンヌが新年の挨拶をすると、ステージが明るくなり

モモタロス達が現れ、新年の挨拶をする

ステージには巨大鏡餅と、色んな遊具が用意してある(かるた、福笑い、羽根突きetc)

「わあ！色んなオモチャがあるよ！」

『ロゼが正月定番の遊具を調べ、このステージを用意したようですが・・・肝心のロゼがいないですね』

「じゃあ、遊んでまっていようよ！」

「せやな。折角、用意して貰ったんや。遊ばなきゃ、損やで」

ロリ魔女ローゼリア(625歳)がいない事に、不思議に思ったが

リュウタロスは目の前にある遊具に目をキラキラさせ

早くやりたいと羽子板を素振りする

キンタロスも同意し、それぞれが遊び始めた

数時間後ー
「リアンヌさん、全部無双してるや・・・」

良太郎が遠い目をして呟く

そこには、リアンヌが羽子板を撃ち抜いたり

カルタを札を物凄いスピードでタッチし、飛んだ札がモモタロスに刺さっている光景が広がっていた

「ふははは！皆、楽しんでおるか！」

『！その声はロゼですか？』

「うむ！楽しんでくれているようで何より。最後の余興として、面白い物をみせてやろう」

そう言うと、鏡餅が急にキラーンと光った

「え!?」

良太郎が叫ぶと、それを合図に鏡餅？がモコモコ動き・・・

分裂した!!

なんと巨大鏡餅の正体は、ふわふわしたぬいぐるみのような魔獣を無理やり合体させた姿だったのだ

『これはポムですね』

「なにそれ」

『私の世界にいた魔獣です。ふわふわの毛皮で身を包み、愛くるしい見た目で敵を同情させ、その隙に襲いかかる習性を持ってます』

「えげつな！」

説明を聞いたウラタロスが顔をしかめる

「正月はやはり、ハプニングがあった方が楽しいじゃろ！あ、ちなみに妾は高みの見物しとるから」

「ふっざけんな、合法ロリ魔女！」

モモタロスが禁句を言った途端、赤い球体がモモタロスを取り囲んで

焼却ビームを放ち、辺り一面を焼き払う

モモタロス・・・君の事は忘れないよ

その後、リアンヌとウラタロス達がポムを集め

騒がしい新年が始まるのであったー

終わり ログインすれば
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