天使のイカれた約束 (ページ8)

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episode6 ページ8

「おいA・・・俺は何で正座させられてんだ・・・？」
『自分がどれくらい人に迷惑かけているのか自覚してない罰』

　パウリーは足が痺れてきて、声が震えている。
　無表情で告げるレイチェルを見て、一同は身震いした。
　ナミはルッチがを腹話術していると見抜き、ルフィ、ウソップがルッチに拍手する。

「あっはっはっは、そう!!そいつァ人とまともに口が利けねェ変じ・・・足があ!!」
『いきなり立とうとするから・・・』

　パウリーがルッチを変人だと立って言おうとした途端、慣れない正座をしていた為か足をつったらしい。
　レイチェルが呆れる中、パウリーはナミの素足に反応しギャーギャーと騒ぎ、ルッチ、カリファが抑える。
　瞳に恐ろしい程の執着心を持つ男と比べたら、まだましな方かもしれないがやはりうるさい。

『見たくなかったら、ゴーグルでもしていなよ』

　レイチェルはパウリーのゴーグルを引っ張り少し離れ、パウリーはレイチェルが何をするかを悟った。

「お、おい。A・・・一旦落ち着け『問答無用』ああああ!!マジそれか」

バッチーーーン!!

「ああっー!!目っがあああああ!!」

　パウリーは一ターン目が見えなくなった!

「なあ、あいつって怒らせちゃだめなタイプか？」
「ンマー、容赦ない精神攻撃するから怒らせちゃいけない第一位なのは確かだな」
「ええ、この前パウリーをお仕置きした内容は

・パウリーをはりつけにし、周りにお札にそっくりな偽札を置き、燃やす

というお金好きには辛過ぎるお仕置きでした
パウリーは泣け叫んでいましたね・・・」
「ほんっと、容赦ないわね・・・」

　ウソップが不安そうな表情で、アイスバーグとカリファに訪ねる。
　二人はしみじみとレイチェルの恐ろしいお仕置きを説明し、お金好きのナミは身震いした。
　そうこうしている内に一番ドックに到着する。
　中に入ると職人達がアイスバーグに尊敬を込めて話しかけてきた。
　その事をカリファが誇らしく説明する。
　それを聞いたルフィはアイスバーグをバシバシ叩きながら、お約束の「仲間にならねえか!!」が始まった。

『彼・・・王族相手でもあれしそう』
「(ギクッ!!)」

　レイチェルの指摘にナミが図星の反応する中、深刻そうな表情をしたカクが戻ってきた。
　あの表情を見るからに、もう彼らの船は走れないのだと悟り、レイチェルは誰にも気付かれないよう去る。

これは私の問題ではない、彼等の問題
そうでしょ?世界政府の役人さん？