聖女の娘と息子 ページ24
手紙を貰ったのはイチジだけではない
エンネアもジャンヌから手紙を預かっていたのだ
サンジは手紙を読み終えた後、ボロボロと涙を流す
「馬鹿だろッ・・・!!何でもっと早く話してくれなかったんだよ!!姉さん!!」
「マスターらしいわね・・・あの方は優しすぎるが故に自分を責めるのよ」
「慈悲深く、優しいが他のも自分にも厳しい人だからな」
サンジが呻くように言い
エンネアとアイネスはジャンヌらしいと目を細める
「なあ、姉さんが死んだら・・・エンネアちゃんとアイネスちゃんはどうするんだ・・・？」
「決まってるじゃない。私はマスターと一緒に行くわ」
「我もマスターと一緒に行く」
エンネアは屈託のない笑顔で告げる
アイネスも隣で頷く
「私はもう大切なものをなくして生きていきたくないのよ」
「我はマスターに自分が目指す正義を教えてくれた、だからこそマスターについていく」
サンジは迷いなく、ジャンヌと共に行くと言った二人を目を見開いて見つめる
エンネアは寂しげに微笑み
アイネスは目を伏せながら離す
「でもデュバリはどうかしら？あの子、とても真っ直ぐで純粋だからね。研究所で人体実験させられ利用されてた私を打ちのめして説教してくれたしね」
さらっととんでもない事を発したエンネアに、
サンジはどう反応したらいいか分からなかった
ミロワールド
ジャンヌが自身の過去を語り終え
『もう私はおいていかれたくない・・・!!子が出来なかった私にとってルフィ、カタクリは息子のような存在で、デュバリ、エンネア、アイネスもまた・・・』
デュバリは聞き終えた後、手に拳を作った
「マスター!!何で、何で!!私逹に言ってくださらなかったのですか!!」
『！・・・デュバリ・・・貴女を・・・貴女達を、くだらぬ女の未練ー意地に巻き込ませる訳にはいかないでしょう？』
「・・・！だからって・・・！」
目の前に現れ、涙を流すデュバリを、悲しげにみつながら語るジャンヌ
その間、ブリュレがルフィにカタクリの伝説を話す
生まれた瞬間から立ち上がりイスに座って寝たという、人生で一度も横たわった事がない地面をも見下す男
という、凄いといえば凄い方だが、余りカッコ良くない伝説を聞かされ
(いや、ぶっちゃけ今はそんな伝説、どうでもいいですわよ！！)
デュバリは心の中でツッコミながらも、ジャンヌを真っ直ぐと見つめ、語りかける
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サヤ - 更新来たあああ！((o(^∇^)o))ありがとうございます！これからも楽しみにしてます！((o(^∇^)o)) (2019年2月20日 21時) (
レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 更新待ってます！これからも楽しみにしてます！ (2018年11月5日 20時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - リアンヌ！行かないでー！！ (2018年11月5日 20時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - なんて切ない…リアンヌ〜！！泣(T^T) (2018年10月20日 12時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - ええ！どうなっちゃうんですか！？ これからも楽しみにしてます！ (2018年10月9日 0時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：rin | 作成日時：2018年8月20日 19時
