死とは ページ3
レ「姉様・・・姉様は死についてどう思う？」
幼き頃、母親ソラが死後の記憶
レイジュはジャンヌに膝枕をして貰い、うつらうつらとしながら姉に問いかける
『何故そのような事を？」
レ「だって母さんと会えなくなったのは死があったせいでしょ？
死が無ければ良いのに」
『そうですね・・・確かに死は大切な人と別れさせるものですが、死はそこまで嫌いではありません』
レ「何でそう思うの？」
レイジュの頭をそっと撫でながら、ジャンヌは語る
『・・・そう思う事が出来るからこそ、自分が満たされて幸せだった事を実感出来るからです
死は何もかもを台無しにしてしまいますが、その代償に生を価値あるものに変えてしまうからですよ』
レ「あまり良く分からない・・・」
『ふふ、難しいお話ですからね・・・
それに私もいつかレイジュと別れる事になるかもしれませんね』
レ「えー!!姉様と離れるだなんて嫌!!」
ジャンヌを見上げ、レイジュは離れることを嫌がる
『ですが、いずれ絶対に別れが待っています
寿命で別れる時もあれば戦場で命を落とすことも・・・
だからレイジュ・・・離れても笑顔でいてくださいね』
レ「姉様・・・？」
ジャンヌはレイジュから遠ざかっていく
レイジュは必死に追いかけるが届かない
レ「待って・・・姉様!!」
置いて行かないで
手を伸ばすが届かない
姉様ー!!
レ「はっ!!」
レイジュは飛び起きる
レ「はあ、はあ・・・」
サ「・・・何か嫌な夢でも見ていたのか?」
レ「サンジ・・・!!ヴ・・・!!」
レイジュは足を撃たれた事を、思い出そうとするが何故かしっくりこない
そしてサンジから聞かされるプリンとの会話
明日の結婚式で行われるヴィンスモーク家暗殺
サンジは頭を抱え、嘆くように叫ぶ
サ「俺一人が犠牲になれば丸く収まると思ってた・・・!!
とんだ幻想だった・・・!!
姉さんの言うとおり俺は自分の思いを優先して、ルフィ達を傷つけたところが助けることさえ出来ない・・・!!」
レ「さすがの父も・・・少々驕ったわね
ーだけどこっちにはいい機会だわ・・・
「ジェルマ」はこのまま滅ぶべきだと思う」
サ「何言ってんだ!!お前も死ぬんだぞ!?
姉さんがそんなの許すと思ってんのか!?レイジュ」
レ「・・・確かに姉様は許さないかもね
でもね・・・血が繋がってなくても、温もりと愛情を与えてくれた姉様を巻き込ませたくないのよ」
今なら分かる
大切な人が守れるから生が価値あるものに見え、死が悪いものではない事に
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 54人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サヤ - 更新来たあああ！((o(^∇^)o))ありがとうございます！これからも楽しみにしてます！((o(^∇^)o)) (2019年2月20日 21時) (
レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 更新待ってます！これからも楽しみにしてます！ (2018年11月5日 20時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - リアンヌ！行かないでー！！ (2018年11月5日 20時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - なんて切ない…リアンヌ〜！！泣(T^T) (2018年10月20日 12時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - ええ！どうなっちゃうんですか！？ これからも楽しみにしてます！ (2018年10月9日 0時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：rin | 作成日時：2018年8月20日 19時
