脱出 ２ ページ14
「無理ってどうして・・・」
「ふーむ、説明するのは面倒いんだがのう
このデカブツを移動するとなったら膨大なマナ・・・すなわち魔力を必要とする
それを集めるには、最速で半日
人間に戻って転位しても数秒必用じゃ
その数秒をあやつらは待ってくれるか？」
「そんな・・・どうにかならないの？」
「転位する場所を決め、そこを魔力で感知する事によって転位が出来る
急いで転位したら海にドボンするかもしれないし、見知らぬ土地に飛ばされるかもしれぬ」
淡々と説明するローゼリアにナミはどうにかならないかと聞いてくる
『・・・これは人間の業によって起こったもの・・・だとしたら魔女である彼女に手助けを求めるのは筋違いでしょう
これは私達が関わること、彼女を巻き込ませる訳にはいきません』
「リアンヌ・・・」
『それに今ここで彼女が出て魔女だとバレたら、ロゼは間違いなく狙われる』
「まあ、そういうわけ
ま、君達人間の底力を見せてもらうとしよう」
カンパネルラが指を鳴らすと足元に光の転位陣が表れる
「リアンヌお主と鉄機隊は、自分だけだったら転位出来るのではないか？」
『出来ますが・・・大切な弟たち、妹がいますので彼らと共に戦います』
「そうか・・・」
「まあ、大切な弟さんも吹っ切れたみたいだし大丈夫かな」
そこにはジャッジに淡かを切ったサンジがいた
『ええ・・・ここまで立派に育ってくれて姉として感慨深いです
これでもう・・・心残りは有りません・・・』
(・・・？マスター？)
ジャンヌの小声に反応したデュバリは、
不思議そうにジャンヌを見つめた
「・・・無茶をするではないぞ」
そう呟きながらローゼリア達は転位し、
消えた
「おい!俺も連れていってくれよ〜!!」
シーザーが悲痛な叫び声を出す中で、
ジャッジ達が護衛し脱出する事になった
「ジャンヌ、お前も来い
お前は血が繋がっていなかろうが、ヴィンスモーク家長女･･･最後まで付き合え」
「ちょっと、父様･･･!」
『ふふ･･･良いのですよ、レイジュ
私は温もりを与えてくれたソラを守りたかった故にヴィンスモーク家に入りました･･･”あの時”のように結局間に合わず守る事さえ出来ませんでしたけど･･･』
ジャンヌ悲しげに微笑み、
『だから、彼女の大切で愛しい子供達を守る事でそれはチャラにしていもらうことに致しましょう』
その時気付かなかった
ジャンヌは、イチジ達を見つめ満足そうに微笑んでいたことにー
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サヤ - 更新来たあああ！((o(^∇^)o))ありがとうございます！これからも楽しみにしてます！((o(^∇^)o)) (2019年2月20日 21時) (
レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - 更新待ってます！これからも楽しみにしてます！ (2018年11月5日 20時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - リアンヌ！行かないでー！！ (2018年11月5日 20時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - なんて切ない…リアンヌ〜！！泣(T^T) (2018年10月20日 12時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ - ええ！どうなっちゃうんですか！？ これからも楽しみにしてます！ (2018年10月9日 0時) (レス) id: 03a4457c27 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rin | 作成日時：2018年8月20日 19時
