ラブストーリーの主人公＊2 ページ42
しばらく泣くと落ち着いてきた。
『ごめん、みんな…』
動画って分かってるのに嫉妬して、みっともないよね。
P「でも、トミーも胸が痛まなかったのかな〜〜」
ほんとだよ…どんな気持ちで作ったの…
カ「どういう気持ちで作ったのかはトミーにしか分かんない」
ですよね…
確かにお似合いだったよ！ツーショット撮っちゃってさ…演出なのは分かってるけど
「ただいま〜〜」
階段を上がってくる音に心臓が跳ねる。
人影はリビングの直前で曲がり、最近のベッドルームへ入っていった。
キ「荷物置きにいったんすかね、びびった…」
カ「なんでお前がびびってんだよ。笑」
私が大号泣した後なので、みんなも緊張した面持ちだった。
ベッドルームから出てきた人影がリビングの扉の前に来る。
思わず俯く。
「ただいま〜。なに、大集合じゃん」
私以外の人たちがおかえりと声をかける。
「A、ただいま」
『あ、おかえり』
今できる最大限のスマイルで彼の方を見るが、目が合うとなぜだか逸らしてしまった。
「……。
なんでこんな集まってんの？俺の悪口大会？笑」
P「違うよ(笑)」
キ「みんなでドラマ見てたんすよ！」
そう、ドラマをね。
「お〜、見た？どうだった？」
「……」
私の顔色を伺うみんな。
ま「おもしろかったです。」
変に間が空く前に助け舟を出してくれたまんず。
P「話のオチも最高だったよ」
キ「さすが富永さんっす」
「まじで？良かったわ〜〜。いひひ」
笑いながら私の横にどかっと座る。
「なー、Aも見た？」
『見たよ〜。演技上手かったね』
本当に演技？女優さん可愛くて素が出てたのでは？
「ありがと。名演技だっただろ！」
肩に腕を回され、体がこわばる。
「……」
じっと見つめられる。
カ「"気づかなかった まつ毛長いんだ��」
「やめろよ(笑)
…A？」
ぷい。と顔を背けてしまった。
ま(Aさん…かわいそうに…)
「…さてと、みんなドラマ見てくれて協力もしてくれてありがとうな。また礼は後日！」
グイッと手を引かれ、立ち上がる。
「俺ら寝るわ〜〜おやすみ〜〜」
みんなにヒラヒラと手を振ると、グイグイとベッドルームに連れて行かれる。
果たして、胸のモヤモヤは消えるのだろうか。
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りぼんむすび(プロフ) - 星空夢月さん» 可愛いらしい彼女に書けていたら嬉しいです(*^o^*) (2020年6月10日 23時) (
レス) id: 55c9620158 (このIDを非表示/違反報告)
星空夢月(プロフ) - りぼんむすびさん» なるほど！確かに言ってましたね！面白がって使ってるなんて可愛らしい彼女ですね(*^^*) (2020年6月10日 20時) (レス) id: 335f3bf1dc (このIDを非表示/違反報告)
りぼんむすび(プロフ) - 星空夢月さん» いつも見ていただき、ありがとうございます！その部分は以前富永さんがラップの一節で言っていた「大好きな俺は変態だなぁ」っていうフレーズを、彼女がおもしろがって使っているという設定です。分かりにくくてすみません(>_<) (2020年6月9日 18時) (レス) id: 55c9620158 (このIDを非表示/違反報告)
星空夢月(プロフ) - いつも更新楽しみに読ませていただてます。誤字を、見つけたのですが、１８ページの、大好きな俺はってとこ、大好きな私はでは無いのでしょうか？ (2020年6月9日 18時) (レス) id: 335f3bf1dc (このIDを非表示/違反報告)
りゅたん(プロフ) - わ〜！あっててよかったです！(*`･ω･´) (2019年6月1日 11時) (レス) id: 5fba2d6cb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぼんむすび | 作成日時：2018年9月3日 0時
