どこもかしこも濃い人の集まりのようです。 ページ8
「そういえば、佐藤さんは何の用で街にいたんだ？」
森山先輩の言葉に、キラリと目のハイライトが増す。
そんな私を見て、黄瀬先輩はヤベッとでも言いたげに顔を引きつらせた。
流石、察したらしい。
だが遅い。
持っていた袋からラノベを取り出し、身を乗り出す。
「これは時計仕掛けの林檎と蜂蜜と妹。という超大ヒット作で、近年アニメ化も予定されているそれはもう素晴らしい神作品です。全てのキャラクターの魅力は勿論ですが、主役の林檎たんは私の中で殿堂入りを果たしたペラペラペラペラ」
この後、私は語り続けた。
早川先輩と小堀先輩と黄瀬先輩が顔を引きつらせ、笠松先輩が苦手な女枠から私を外し、森山先輩が女性の声は幾らでも聴ける！となっても語り続けた。
「そもそもとけいもの何が素晴らしいかと言うと具体的には…」
「お待たせいたしました！お料理でーす！」
「ほ、ほらAっち！料理来たからストップしよ！ね？！」
確かに食事中に喋り過ぎはよくない。
納得した私を見て、先輩方はホッと息を吐く。
それから食事をして、バスケ部の人と外を歩くと必ずコースに組み込まれるスポーツ店へ行き、さらに食べ歩きをして(男子高校生の食欲はもはや恐怖)遊びに遊びまくった。
海常レギュラー陣の連絡先が携帯に並んでいるのを見て、仲良くなれたのかもしれないと嬉しくなる。
連絡先を交換する際に森山先輩が異常にはしゃいでいたのが印象的だった。
あまりにも圧が凄すぎる件について。→←知り合いがナンパをしていました。
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塩おにぎり(プロフ) - 面白くて好きです！！更新待ってます❣️ (2022年7月2日 21時) (
レス) @page12 id: 75433748f1 (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - 好きです！ラノベも黒バスもテツ君も好きです！更新して下されば幸いです？！ (2021年5月16日 12時) (レス) id: a571740452 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんびりん | 作成日時：2020年10月1日 16時
