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「嫌って言ったじゃない！！なんで買ってるのよ！！私は絶対着ないわよ！」
「はぁ！？お前オレが買ってやったのに着れないのか！？」
「嫌って言ってるでしょ！！」
「ヤァ、帰ってきて早々どうし……って！？A……おまっ…」
「イトゥクオッパ！！このわからず屋の嘘つきどうにしかしてよ！今日なんて騙されたのよ！」
「なっ！？人が連れて行ってやったのにそれはないだろ！？」
「まぁ、まぁ落ち着いて…だけどA、とっても似合ってるしとても素敵だよ？イトゥクヒョンもイェソンヒョンも見惚れてて話どころじゃないね……」
ぎゃあぎゃあとヒチョルオッパと言い合いになって帰れば家にはリョウクオッパ、イトゥクオッパ、イェソンオッパがいた。
「リョウクオッパ聞いてよ！ヒチョルオッパたら！お揃いのパーカーなんて買うのよ！？恥ずかしくて着れないわよ！！」
「あぁ……」
「おお！！Aが超絶美人になってる！？」
「うわっ……凄く変わったな」
ヒョクオッパもドンへオッパも私のこの変わりように驚いたのかパシャパシャと写真を撮る。
「勝手に撮らないでよ！！あと、ヒョクオッパ！抱きつかないで！！」
「ちょ！シウォン！隣並んでみて！！美男美女カップル！！」
「戻りまし……ってコレはなにがあったんですか？」
仕事帰りのキュヒョンオッパの後ろに隠れる。だから嫌だったんだ！おもちゃにされるのなんてわかっている。
結局容姿が変わったとてなにも変わらないのだから…そう思っていたけどやっぱりその考えはまちがえなのかもしれない。
あの視界が暗かった前髪がないだけでこんなにも皆んなの顔、表情が見える。
「Aとっても素敵だ、似合ってる」
シウォンオッパまでがそう言う。からかってるのか本心なのかもうよくわかんなくなってきた…
「うんうん、本当に綺麗で素敵だよ」
「もしかして…A…みんなに可愛い綺麗って言われたから照れてる？」
「ソンミンヒョン…それは言わない方が…」
「だって、キュヒョン…あまりにも可愛いし」
「…………寝る！！！！」
私はキュヒョンオッパの背中から走って自室の扉をバンっと勢いよく閉めた。
そうだ、図星だ。
可愛い、綺麗、素敵、似合う。
そんな言葉を言われるのは何年ぶりだろうか。
私に合うのは醜い、だけだと思っていた。
自惚れてもいいのだろうか、
自信をもってもいいのだろうか……
ねぇ、BoAオンニ教えて。
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作者名：リア | 作成日時：2019年6月1日 12時
