狼は柱を嫌う。

ずっと一緒。 ページ32

特殊な紙とはいえ、凄すぎない？
え、凄すぎる。

瞳のような柄が映し出された紙。
でも、何に...。

『師範、これ、何に使うんですか？』

(師範)「ほれ！みんな並べ！」


え...。並ばせてどうするの？


すると師範は、水仙の額にぺたりと貼り付けたはずだが...。

『あれ！消えた！水仙！すいせーーーん！』

(師範)「まぁ落ち着け。」

『は...はい！』

(師範)「次は、こっちの八千代紙に、参の型を打ってみろ。」


『は、はい…。狼の呼吸、参の型、常夜森(とこよもり)』


説明しよう！(二度目)

常夜森は、人に使う珍しい技で、自分、または相手の感覚を最大限にまで引き上げることが出来るのであーる。
✄−−−−−−ｷﾘﾄﾘ−−−−−−✄

『ふぁっ！今度は逆向きです！』

水仙に貼り付けた、目の模様と逆の模様が浮き出た。


(師範)「うむ、今度は自分の額に貼ってみろ。きっと分かる。」


何が分かるんだろ...。 ペタ



『っ！...水仙！』

[ﾌﾝﾌﾝｯ!]

(師範)「どうじゃ、見えたか？」

『はい！』

(師範)「これからは、お前と水仙。ずっと一緒じゃ！」


『師範...。』

(師範)「それとな、これ。読んでみるといい。牙と狼の呼吸について、詳しく書いてある。」

『指南書というものですか？』

(師範)「まぁ、そうなるな。多少、読みずらい部分もあるが、大抵の文は読めるだろう。」

『ありがとうございます！』









(師範)「気を付けるんじゃぞー！」

『はい！二年後会いに来ます！手紙も送りますね！お体に気をつけてー！』

[ﾌﾝﾌﾝｯ!]





--------ｷﾘﾄﾘ線--------
今回短いですね...。

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