私の心を取り戻して。～2～ (ページ7)

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54話ページ7

ゲーセンを出て雑貨屋に来ている

A｢うーん、何にしよう｣

そらちぃ｢お前ピアス開けてたんだな｣

A｢高校の時からね。いつも髪の毛おろしてるから知らなかったでしょ｣

そらちぃ｢全然知らんかったわ。てか、しねぇ奴だと思ってた｣

A｢そらも開けたら？｣

そらちぃ｢痛いの嫌だし...って急にそらって呼ぶなよ！｣

A｢あ、嫌だった？｣

そらちぃ｢その方が良いけど、ちょっとびっくりしたわ｣

A｢ごめんごめん。呼び慣れてると思ってたけど｣

そらちぃ｢男と女とじゃ違ぇんだよ｣

A｢ふ、そらってそういうとこあるんだ｣

そらちぃ｢そりゃそうだろ。お前ってほんとクールだよな｣

A｢それ皆に言われる。｣

そらちぃ｢普通の女みてーにキャピキャピしてねぇもんな｣

A｢そうだね。というか、そういうのどうやってするか忘れちゃったんだよね。｣

そらちぃ｢あ...ごめん。｣

A｢良いの。過去の事だし｣

そらちぃ｢逆にそんなAを想像出来ねぇわ(笑)｣

A｢そうだろうね｣

そらちぃ｢俺はクールなお前が好きだけどな。俺の後輩として｣

A｢ありがと｣

そらちぃ｢そんじゃ、早く選ぼうぜ｣

A｢どんなピアスにしよう。良いのがあまり無いんだよね｣

そらちぃ｢可愛い系もいかついのも似合わねぇしな｣

A｢んー.......あ、これ良いかも｣

私が手に取ったのは雫の形をしていて青から水色にグラデーションになっているピアス

そらちぃ｢それ、良いかもな。俺これ好きかも｣

A｢私も、好き｣

そらちぃ｢かして、俺が買ってやる｣

持っていたピアスをそらがレジに持っていった

精算してこちらに来て

私にピアスを付けてくれた

A｢ありがとね、そら｣

そらちぃ｢どういたしまして｣

そう言いそらが微笑んだ

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