フツーに怖い話 ページ16
切『しんちゃん助けて。しんちゃんの助けて。と
溺れながら叫ぶ弟。
だけどしんちゃんは、動けなかった。
『『おい、なにしとんのだ！！！』』
いや、動かなかったんだ。
弟がいなくなれば、親が自分にもっと構ってくれるかもしれない。
弟がいなればもっともっと甘えられるかもしれない。という気持ちが
しんちゃんの心のなかにあった。
そして、しんちゃんは川から離れていったんだ。
弟くんの待って！助けて！措いていかな
いでという叫び声を聞きながら。
どうせ、大人が助けてくれる。
自分がいかなくても、助かる。
そう思ってたんだ。
でも、
その日弟は帰ってこなかった。
そして翌日に川で死体が浮いていると電話があったんだ。
『『まじかよ…』』
それは、紛れもなく弟だった。
しんちゃんはそこでやっと自分のしたことの罪の重さを思い知ったんだ。
それから、五年後。。。
しんちゃんに奇妙な事が起きるようになった。
いつも通っている横断歩道の前にいくと
【しんちゃん、まえ】』
爆『っ…！』
A『っ…！』
切島のリアルがかった声にビクッとするふたり。
切『と、幼い子供の声が聞こえるのだ。
初めは、空耳だろう。とおもって放っておいたしんちゃんも
毎度毎度その横断歩道で聞こえるのでおかしいと思ったんだろうな。
それである日ふと、その声に聞き覚えがあると分かったんだ。
それは五年前に自分がみすてた弟の声だった。
これは、幻聴だ。
弟は死んだんだ。聞こえるはずがない。
そう思っていても、ずっと頭から離れない声に毎日悩まされ
あんまり眠れないでいたしんちゃんはずっとイライラしていた。
そして、放課後いつも通りに横断歩道へと足を進めていると
【しんちゃん、まえ】とまた声がした。
まだ、横断歩道まで少しある。
でも、そんなの気にもとめなかった。
早足で横断歩道へ向かうと
【しんちゃん、まえ
しんちゃん、まえ
しんちゃん、まえ
しんちゃん、まえ
しんちゃん、まえ】
と弟の声がどんどん大きくなっていく。
うるさいうるさいうるさいうるさい！！！
イライラが爆発したしんちゃんは
横断歩道の信号をみらずわたってしまった。
右から猛スピードで走ってくるトラックがいることをしらずに』
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引きこもり隊 - 続きが！！！！見たいです！！！！！！！！！！カムバックーー！！！！めちゃくちゃ面白かった！！！！！！！ (2022年9月11日 17時) (
レス) @page32 id: af8345609d (このIDを非表示/違反報告)
ユキヒメ - すごく面白いです！続きが死ぬほど楽しみなので更新停止の文字を早く消してくれ！ (2021年7月21日 16時) (レス) id: 797b99f061 (このIDを非表示/違反報告)
由瑞 - 凄く面白かったです。続き楽しみにしていますので更新停止しないでくださぁぁぁぁぁぁい！ (2020年5月15日 13時) (レス) id: 8d4739ba12 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿野郎 - 続きが気になるうううううう！出来れば出してくれ！ (2020年4月23日 3時) (レス) id: dc4c98bb36 (このIDを非表示/違反報告)
紅月(プロフ) - オチ切島くんがいい。やばい。尊い。あ、でもかっちゃんでも…あーでもかっちゃんとだとケンカップルになりそう笑。やっぱ、切島くんがいい！更新ファイトです！ (2020年2月9日 22時) (レス) id: 7cab01f540 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：572 | 作成日時：2018年7月15日 18時
