君がいる世界へ【Felix・ピリ】Straykids (ページ9)

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Aside

ﾀﾞｳﾝ｢ほんとに奇跡だよA。｣

『うん、ほんとに奇跡、、』

ﾀﾞｳﾝ｢『席がアリーナ13列目だなんて』｣

席に着いた私たちは声を揃えてそう言った。
思ったよりも近くてびっくりだ。

13列目って意外と見える、、！！

ﾀﾞｳﾝ｢今日は絶対ジュンギュにペンサもらうから！そのために、名前ボードと〜、カンペと〜

はいっAはスキズのペンラ握ってね〜｣

カバンから沢山取りだしているダウンが可愛くて思わず笑ってしまう。

私もいつの間にか握らされてる笑。
この日のために買っておいてくれたらしい。

そして時間になりトレジャーの番だ。

ﾀﾞｳﾝ｢きゃー！ジュンギューー！｣

もちろんトレジャーの曲は分かるから私も一緒に楽しめた。

ﾀﾞｳﾝ｢ほんとにかっこいいどうしよう！！｣

ダウンは必死にボードを見せていた。

ダウンの熱狂的な愛が伝わったのか、ジュンギュはそんなダウンを見つけてウインクしていた。

ﾀﾞｳﾝ｢え、見た？！今、私にウインクしたよね？！

死ねってこと？！

初めてのペンサだよ！死んじゃう！｣

ダウンは叫びを通り越して気を失いそうだ。

『落ち着いてよダウン笑笑』

ダウンのあまりの叫びにハルトが気づいたのか、何度かこっちを見ては笑っていた。

さすがにこのダウンに笑わずにはいられないよね。笑

、、さっきまではそう呑気にただ横で笑っていたのに。、

ごめん、ダウン。やっぱり笑えないね、うん。

好きなアーティストは緊張するね、！！！

そりゃあさ、最近曲聴き始めたばっかりだしあんまり詳しくないけど、勝手に心臓が早くなってるんだもん！！

なんで、？！

ﾀﾞｳﾝ｢やばいやばい！スキズきたよ！｣

ダウンにそう言われステージを見るとスキズが立っていた。

わあお、これまじでえぐい。

会場の震えが足まで伝わって来るのがわかる。

重低音凄すぎるし生歌も強すぎる。

『、、』

そうだよ、すごいのに。

なんであの夢を今思い出すんだろう。

『、、！』

今、時が止まった気がした。

、、ピリくんと目が合った気がしたから。