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ヨンボク「A、何持ってきたの?」
『次はサングラスでかっこいい感じて撮りましょう笑
はいどーぞ』
若干強引にヨンボクさんにサングラスを渡す。
そんなノリノリな私の様子に笑っていたけど、
カメラのカウントダウンが始まると私に合わせてちゃんと決めポーズをしてくれた。
『あはは笑笑
このヨンボクさんイケイケだ笑笑笑』
ヨンボク「えぇー?笑
そう言うならAもなかなか負けてないけど?」
画面に映る私たちの写真が思ったより気合いが入っていて面白かった。
そして3枚目も撮り終わり、最後の1枚になった。
ヨンボク「んー、じゃあ最後はこれにしよう」
『?』
なんだろう。と気になって、そう言ったヨンボクさんをチラッと見る。
ヨンボクさんは私の両肩を掴んで自分の前に移動させたと思ったら、ぐっと肩を下に押した。
『場所変わっただけですけど、、笑
ポーズは何かあるんですか? 』
これじゃあ私がただヨンボクさんの前に来ただけじゃないか。
ヨンボク「Aは何もしなくていいよ?
僕がこうするから、、」
『わ、』
パシャッ
ヨンボクさんの腕が私の首に巻きついて、グンと距離が近くなると同時にカメラのシャッター音がなった。
、これは、?
ヨンボク「はは笑笑
固まっちゃってるよ?
A、そんなに驚いたの?笑」
そう私の耳元で喋る彼は、相変わらず落ち着いた低い声。
それなのに、私の心臓は落ち着くことを知らないみたいだ。
バクンバクン、バクバク、と早くなっていく。
ヨンボクさんと私の視線が絡んで、彼は私から視線を話すことなくただ優しく見つめていた。
彼の顔が近い。
彼の息が吹きかかる。
彼の''心臓の音''が聞こえる。
、、私と同じで早かったのは、きっと気のせいなはすだ。
その後の私は放心状態で、機械からプリクラを受け取るヨンボクさんについて行った。
「はい!Aの分」と言って手渡ししてくれたけど、あまりにも普通な態度のヨンボクさんに何処かもどかしく感じる。
『、、ヨンボクさんって、、
実は、、タラシ?』
思わず、誰にも聞こえないような声で呟いてしまった。
普通に考えて、かなり顔の整ったイケメンと顔が近かったらびっくりするし、常識範囲でドキドキはする。
というか私はした。
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りぃ(プロフ) - やった✌🏻 (11月19日 19時) (レス) id: 67a7fe821e (このIDを非表示/違反報告)
のり - つづきはやくみたいな😵 (11月19日 0時) (レス) @page11 id: a83dcf1b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りぃ | 作成日時:2023年11月13日 18時