君がいる世界へ【Felix・ピリ】Straykids (ページ20)

今日:1 hit、昨日:38 hit、合計:22,305 hit

19. ページ20

ﾀﾞｳﾝ｢布団はここにひこうか？

、、それとも一緒に寝る？｣

『、、、一緒に寝る』

今日はとりあえずダウンの家に泊まらせてもらうことにした。

カップラーメンを食べながらさっきの出来事を話す。

ダウンはありえない私の話を信じて真剣に聞いてくれた。

ﾀﾞｳﾝ｢うそ、、

はぐれてる時にそんなことがあっただなんて、。

でもどうしてピリくんはAの名前を知ってたんだろう。

別に知り合いじゃなかったのに。｣

ダウンは口いっぱいに麺を含みながら言った。

『私が忘れてるのか、ピリくんの勘違いなのか、、。

うん、、でも多分勘違いだよ。

だって私名前にも心当たりないし、。』

フィリックス、といういかにも海外らしい名前。

ダウンに教えてもらうまでは知らなかった。

ﾀﾞｳﾝ｢そうだよね、

だってさあんなイケメン1度見たら忘れないよ。｣

『うん、』

モヤモヤしたまま、私たちはもう寝ることにした。

これ以上考えたら、おかしくなりそうだ。

『はぁ、、

私の、せいだよね』

今日泣いていたピリくんの顔が忘れられない。

今日、彼を傷つけたことに変わりはないんだと、その重みを実感した。

もう、会うことは無いんだろうか。

謝ることは、出来ないんだろうか。

ﾀﾞｳﾝ｢A、

今日はもう寝て。

頭を使いすぎよ｣

ダウンが軽く私の頭を叩き、部屋の電気を消した。