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【han】逃がさない ページ8

💟リクエスト
※重い表現あり




ザー、、





私は雨の音が広がっているのをただぼーっと聞いていた。


ここがどこだなんて知らない。


私が分かるのは、全く心当たりのない場所ということだけだ。



たった今目を覚ました私は、目隠しをされているのか視界が暗闇に包まれている。



これは夢、?

私、さっきまでどこにいたんだっけ、?




うまく回らない頭で考えてみるも、自分の心臓が早くなっていくのを感じるだけだった。




『、、誰か、いませんか』

声を震わせながら小さく呟いてみる。


ひんやりとした床の冷たさが肌に伝わって、ただ息を殺していることしか出来なかった。



しばらく動けずにいると、いきなり扉がガチャっと開いた音がした。





?「あれ、もう意識戻ったんだ」

『、!』



低くは無いが、男の人であろう声が聞こえる。



何度かその声を頭の中で繰り返してみたけど、思い当たる人はいなかった。






だれ、


こわい、


そんな感情だけが私を呑み込んだ。



?「あはは、笑

震えてるじゃん。


怖いの?それとも寒いの?笑」



私の様子を見て笑っているのか、だんだん声が近くなっているのを感じる。



こっちに、きてる、、!


やだ、、

やだ、、!!





『っ、



、、』



パッと視界がひらけるのを感じ、少し目を開けるとここがあるアパートの一室であるということがわかった。


どうやら、目の前にいるこの人が目隠しを外してくれたらしい。



あかりがついている訳では無いから全体をはっきり見ることは出来なかったけど、暗闇に目が慣れていたから周りくらいは見渡せた。


?「Aちゃん、戸惑ってるよねー笑


なんでここにいるかって?



まぁ、それは俺がAちゃんを誘拐したからなんだけどね」




私の近くに座り込み、ニコッと笑いかける男の人は、優しそうでどこか気味が悪い。





『、ゆ、誘拐?』



この人が、私を?


ていうかなんで、私の名前、、



『な、なんで』



そもそも知らない、この人に、


私はなんで誘拐なんてされてるの。



?「こんがらがってるねぇ笑

そもそも俺の事、知らないでしょ?


俺はね、ジソンっていうよ。」




『、、ジソン、?』


私の目の前にいるジソンさん、というこの人が私を誘拐したらしい。



正直、顔は整っていてかっこいいけど、知り合っていた記憶はない。


名前も聞き覚えがないし、なんで私を誘拐したのか分からなかった。

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りぃ(プロフ) - 七彩さん» お時間かかってしまい申し訳ございませんでした🥲待ってます💞 (1月3日 23時) (レス) id: 67a7fe821e (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - またリクエストします! (1月3日 15時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - 答えて頂きありがとうございます!めっちゃ良かったです! (1月3日 14時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - 七彩さん» ありがとうございます!お時間頂きますが頑張りますのでお待ちください🙌🏻 (11月20日 0時) (レス) id: 67a7fe821e (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - こんばんは!早いですがリクエスト失礼します!ハンジソンの誘拐物語を作って欲しいです!個人的にハニは愛が重い系が好きなので、愛重めでお願いします! (11月19日 22時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りぃ | 作成日時:2023年11月4日 2時

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