【han】好きになってごめん、 ページ5
『、、寒』
秋になりつつある季節。
夜の公園で私はジソンを待っていた。
高校生の頃からずっと片思いしてきた。
今日、やっと想いを伝えようと思い、ジソンを呼びだしたのだ。
ベンチに座って来るのを待っていると、ピタっとほっぺに何か柔らかいものが触れた。
びっくりして、横を見ると、私に暖かい飲み物の缶をくっつけているジソンがいた。
HN「待たせてごめん！ココア買ってきたから許して？
ほら、暖かいやつにしたし？笑」
『買ってきてくれてありがとう笑
私こそ、急に呼んでごめん。
えっと、、』
いざ、言おうとなるとすぐに言葉が出てこなくて、
ただただ自分の心臓が動いているのを感じた。
『私、ずっと前からジソンのことが好き。』
言っちゃった。言ってしまった。
もう、後には引けなくなった。
ジソンはもちろん私の気持ちを知らなかったわけで、
すごく驚いた顔をしている。
『、、』
でも私、知ってるよ。
ジソンの好きな人。
、、私じゃなくて、私の親友のユリが好きってこと。
ほら、今私に対してすごく申し訳なさそうな顔してるじゃん。
HN「あー、えっと、、俺、好きな人いて、、」
『、、うん。』
HN「１回振られてるんだけど、諦めきれなくて。」
知ってた。全部知ってた。
ユリがジソンの事振ったの、私がジソンのこと好きって知ってたからだよ。
『うん。』
HN「だから、Aとは付き合えない。、、ごめん。
でも、勇気出してくれて、ありがとう。」
優しい言葉に涙が出そうだった。
私、ジソンとユリの恋愛邪魔しただけだ。
だって、きっとユリもジソンのこと、好きだもん。
ごめん。ごめんね。
『じゃあ、ジソンはちゃんとユリにもう一回告白してよね。』
今だったら、全部上手くいく。
HN「え、！なんでユリのことバレてんの？！」
ジソンは焦ったように言う。
『ごめん、知ってた。だから無理だって分かってた。でも、伝えとくくらい、、いいでしょ？』
ジソンはうん、と頷いて
HN「Aが頑張ったんだから俺も頑張るかな！」
と言った。
『うん笑 がんば！』
さっき振られたのが嘘みたいに、場が明るくなった。
『じゃあ、そろそろ帰るね』
ジソンに手を振る。
HN「暗いし送るよ」
ジソンは優しいからそう言ったけど、
『だーめ笑 じゃね』
と言い、その場を離れた。
私の初恋は終わった。
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りぃ(プロフ) - 七彩さん» こんばんは！七彩様にはいつも励まされています🥹ありがとうございます！ (10月30日 23時) (
レス) id: 3b2e5c5100 (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - 再開楽しみに待ってました！良かったです！ライブ自分は行けなかったんですが、友達行ってました！また、お話待ってます！ (10月30日 16時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
りぃ(プロフ) - 七彩さん» いつも作品を支えてくださってありがとうございました。また読んでいただけるようにがんばります！ (10月16日 22時) (レス) id: 67a7fe821e (このIDを非表示/違反報告)
七彩 - そうなんですね、。怖かったですよね。気持ちが落ち着くまではそれでいいと思います。ゆっくりまた更新して頂けると嬉しいです (10月15日 4時) (レス) id: 5d577b99f0 (このIDを非表示/違反報告)
なすび - 誰かこのアカウント乗っ取ってますか？ (10月15日 1時) (レス) id: a83dcf1b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りぃ | 作成日時：2022年9月3日 16時
