君の輝き、大きな光

第21キララ ページ28

翼「ミーティングを始めます。」

ミーティングの内容は、次のライブのことだった。

次のライブは危険がともなうので、アンダー制が実施される。


翼「アンダーは、彼方、美森、恵、そして77期全員に参加してもらいます。」

貴「わたしたちが．．．アンダーに．．．？」

恵「どうしてですか！？なんで77期が．．．！」

翼「なら、貴方達はセットリストの全部、踊れる？」

その言葉をきいて、恵は押し黙った。

〜公園〜

貴「あれ、何かあったんですか？」

凪「ええっ！？A、きいてなかったの！？」

貴「少し音楽をきいていて．．．」

智「あの騒ぎで、気づかないとか．．．」

織「A、目をつむってたもんね」

慌てて織音がフォローに入るが、
智恵理はすっかり呆れ顔だ。

彼「ええっと、何のはなしだったっけ確か．．．」

そうやって襲名しているさえさんの話を始めた。




〜 〜
感情はきだして 今すぐ 素直になれ！

貴「はぁ、はぁ、っはあ．．．うぅー」

Aはレッスンルームの床に座り込む。

その姿は汗だくで。

それでもまだ、Aはやめようとしなかった。

貴「まだ、まだ、．．．もっと、上手にならないと．．．！」

次の音楽をながそうとした。だが、

翼「無理しすぎよ、A」

貴「翼さん．．．」

翼「ほら、もう寝なさい。」

貴「えーと、もう１曲だけ．．．」

翼「駄目よ。．．．選ばれたからといって、１人で抱え込まなくていいのよ。」

貴「えっ？．．．」

翼「貴方の隣には、そばにいてくれる子がいるでしょう？」

Aは少しはっとして、翼に笑顔をみせた。

貴「そう、ですよね！ありがとうございます！」

翼はぱぱっと荷物を片付け、「おやすみなさい、です！翼さん！」

と、笑顔を向けている少女に手をふりながら、呟いた。

翼「期待しているわ、次期センターノヴァ」

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←第20キララ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す