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lrn side



いつもと変わらない平凡な日々、俺はそれがずっと続くと思っていた。



「どしたんロレ、ずっとソワソワしとるけど。」



「いや当たり前でしょ。朝っぱらから好きな人の家とか心の準備間に合わんて。」





そう、俺は今好きな人…笠尾A先輩の家にいる。





「そういやAのこと好きやったな…寝癖見て冷めなかったん?」



「冷めるわけなくない??逆にかわいすぎてさらに好きなったわ。」



「…おかしいで、ほんまに。」




湊は肘をついて呆れた様に言ってくる



A先輩と湊幼なじみだもんな…15年以上一緒に居れるの羨ましすぎ。
しかも家族ぐるみで一緒に住んでるとか…



…じゃあ湊毎朝A先輩のこと起こしてんだよな?
ていうことは寝顔みてるってこと?




それはさすがに湊でも許せないわ、俺。





「ちょ、湊。相談いい?」



「んお、ええけどどしたん?」



「今日から俺が先輩のこと起こしたい。いい?」



「お、ええよええよ〜!いやぁ、やっと朝ゆっくり寝れるわぁ。」





よっしゃぁぁぁぁぁ!!!!
さすが湊、今度ジュース奢らなきゃだわ





『なんの話〜?』





と、ココアを飲みながらこちらに向かってくる俺の好きな人。



朝から見れて幸せ、今日も可愛い。





「ちょうどええところに!明日からA起こす当番ローレンになったから。」



『…え?は?!何言って、え??湊じゃだめなの?』



「逆に俺だったら嫌なん?先輩。」



『嫌じゃない、けど!!!毎朝うちくるの大変でしょ?ね?』



「いや、余裕で来れるから任せて。」



『え、あ、はい…分かりました…』





俺今日死ぬんかなってくらいいい日になりすぎてる。



まだ少し眠そうなのガチ可愛い。今すぐ写真撮って飾りたい。可愛い。





『ろ、ろーれん?なんか顔についてる…?』



「あ、いやなんでも…考えごとしてたわ」



「ま、どうしても起きれなさそうな日は俺の部屋で寝泊まりしたらええしな。」



「確かに…湊天才。そうするわ。」



『勝手に話し進めんなって…まあいいや、とりま冷めちゃうからご飯食べよ。』





てなわけで俺の新しい日々が始まった。

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作者名:ありまる | 作成日時:2024年2月2日 22時

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