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You side



「おーい、はよ起きてや〜」



『ん〜…ちょ、痛い痛い…叩くなよ…女の子には優しくした方がいいよ。』



「俺Aのこと女の子って思ったことないねんな。やから叩いてもええんよ。」



『意味わかんないわ…着替えるから、部屋でてって。』



「はーい。先ご飯食べとくわ」





また今日もいつもと変わらない一日がはじまる。



湊に叩き起されて、ご飯食べて、登校して…



まぁ、いつもと違うところがあるとしたらローレンのことだけど…



そんなこと考えながら着替えて、自室を出ると有り得ない光景が広がっていた。





『…え、あ、は?なんでローレンいるの…?』



「あ〜、ちょうどロレ散歩しとったからついでに連れてきたんよ。ええやろ?」



「A先輩おは。髪の毛すごいことになってるけど」





私ははっとして急いで洗面台に向かった。



湊だけだと思ってたから油断してた、いやまあ湊いる時点でおかしいけどね



鏡で自分の髪の毛を確認すると、過去一に暴走してて絶望した。





『なんで今日に限ってこんなやばいの…最悪すぎ、もう生きてけない…』





渋々髪の毛を綺麗に直して、湊たちの元へと帰った。











「お、おかえり。可愛くなったやん」



『うっさいわ、ねえローレン。お母さんになんか言われなかった?』



「あ〜、いらっしゃいとは言われたけど。」



『まじお母さんやってるわ。こんなやつ朝から入れんなっての…』



「こんなやつマ?さすがに傷つくぞ」





本心じゃないのにな、とか心で思っても伝わる訳もなく。



仕方ない。ローレンの分の朝ごはんも作ってあげるとするか…

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作者名:ありまる | 作成日時:2024年2月2日 22時

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