第二十一話 ページ23
色々考えてるうちに、爆豪くんはカフェに入った。
今から一人になるのも何だか嫌で勝手に付いてきてしまったけど、爆豪くんが怒ることは無かった。
爆「食うもん決めろ。」
『...わらび餅。』
爆「はっ、意外だなぁ。もっと女らしいもん食うと思ってたわ。」
それだけを言うと、爆豪くんはコーヒーとわらび餅、ココアを頼んだ。
『爆豪くんは何も頼まないの？』
爆「俺は辛党だ。」
...なのに、ここに入ってくれたんだ。
爆「母親居ねぇってどーゆーことだ？」
デザートが来て暫く経った時、急に爆豪くんが聞いてきた。
ヒーローを目指してる彼に言ってもいいのか。でも、彼は落ち着くから言ってしまいたくなる。
実弥に、似てるから。
爆「別に言いたくねぇならいい。」
こんなに不器用な優しさがあるだろうか。
あまりにも彼に似ていて、泣きたくなる。
『ヒーローに、殺されたの。』
爆「...は？」
『信じられないでしょ？お父さんも信じてくれなかった。』
爆「どういうことだよ。」
『...5歳くらいの時、強盗にあったの。それで強盗がお母さんを盾にしたんだけど、ヒーローはそれをお構い無しに攻撃した。その瞬間ほかのヒーローが助けに来て、誰も見てなかったんだけどね。』
私がそれを色んな人に言っても、子供の戯言だの、パニックを起こしてるだけだの言われて信じて貰えなかった。
ヒーローは称えられ、敵は犯してもない殺人の罪をきせられた。
『だから私、ヒーロー嫌いなんだ。』
爆「それは何となく気づいてた。」
『え？』
爆「ようはそのヒーローがクソだったんだろ。じゃあお前のヒーローを見つければいいだけの話だ。」
それだけを言うと、爆豪くんはコーヒーを飲み始めた。
私だけのヒーロー。
私を救ってくれたのは、鱗滝さんや、錆兎、鬼殺隊の皆、そして御館様だ。
でも、彼らはもういない。
爆「ま、なんかあったら俺んとこ来いや。話ぐらいは聞いてやらぁ。」
『...じゃあ、学校で一緒に居てもいい？』
落ち着く人の、近くにいたい。
今一番落ち着くのは爆豪くんだ。
爆「好きにしろ。」
そう言うと、爆豪くんはお金を払って出ていった。
やばい、奢らせてしまった。
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しれっと復活
復活と言えばリ〇ーンの小説も書きたい
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らびりあ04-子げ茶(プロフ) - 優芽さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2020年5月16日 1時) (
レス) id: 876d1986bc (このIDを非表示/違反報告)
優芽(プロフ) - いえいえ。訂正ありがとうございます！これからも、更新楽しみにしてますので、頑張ってください！ (2020年5月15日 20時) (レス) id: aed56382a1 (このIDを非表示/違反報告)
らびりあ04-子げ茶(プロフ) - 優芽さん» 確認不足でした、申し訳無いです...。ご指摘ありがとうございます。 (2020年5月15日 0時) (レス) id: 876d1986bc (このIDを非表示/違反報告)
優芽(プロフ) - 設定の方では、名前変換はしっかりとされているのですが、本文では、されていませんでしたが、ご確認お願いします。 (2020年5月14日 17時) (レス) id: aed56382a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らびりあ04-子げ茶 | 作成日時：2020年5月11日 16時
