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第80話 ページ16

Aside







A「彼方、一緒に帰ろう。」



彼方「…おう」





彼方に話を聞く為、一緒に帰ろうと言ったのは言いものの…、





なんて聞いたらいいんだよ…






き、気まづい…







彼方「…なぁ、オレの事避けてる?」





あぁ、結局彼方から聞いてくれたよ…



気付いてたんだろうな。






A「いや、どう反応したら良いかわからなかったっていうか…」


「そんな事考えてたら、お前に避けられてる気がしてきて…」







彼方「ハハッ、なにそれw」




「あー良かった。」

A「え?」




彼方「どんだけバレーで俺の上をいっても、お前は俺の知ってるお前だったよ。」





…。




A「…焼肉、奢れよ。」


彼方「そんな金ねぇよ。」





そうだ。



ちゃんと話したらわかるんだ。






俺は俺で、


お前はお前なんだ。









前本「…帰るぞ〜」


A「え、いつからいたんすか。」




突然背後から入って来た先輩。




本当に気付かなかったから、ビビった…。





今井「最初っからでーす。」


荒木「はは、ごめんな?試練みたいなもんだったんだよ…」





何が、試練?



俺らのすれ違い?




彼方「試練…?」


荒木「そ、これから先、2人はいっぱいすれ違うと思うんだよ」

「そーなった時、どーするか」


「っていう、第一の試練、かな。」



前本「ま、今回は合格にしてやるよ」


今井「そんな可愛い後輩達にラーメンを奢りましょう」


前本「え、焼肉じゃねぇのかよ」


今井「お前は自腹だよ」


A「え、焼肉っすか?」


今井「贅沢言ってんなよクソガキ。」








あぁ、やっぱり。





先輩って、カッコイイな。

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作者名:子げ茶 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年6月12日 19時

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