非通知 2 ページ31
「さて少し片付けるか。」
あ、もうこんな時間。松潤に電話しなきゃ。
『もしもし？』
「もしもし、今から大丈夫だよ。」
『分かった。リーダー迎えに行ってから来るから１時間後ぐらいに着くよ。』
「了解。じゃあまた後で。」
『は〜い。』
ん？今のどこかで聞き覚えが・・・どこだっけ？
と考えてたら着いた様子の松潤たち。
「おじゃましま〜す。」
「どうぞ。」
「よーし今日は飲むぞ〜！！」
「なんか今日のリーダー荒れてるね。」
「そうだな。ドラマとか司会とか慣れない仕事でストレス溜ってんだろ。」
「だね。」
智君は急ピッチで飲み始め案の定つぶれた。
「あらら・・・ふふ可愛いね。」
松潤は膝で寝ている智君の頭を撫でて微笑んでいる。
ズキン・・・
なんだろこの痛み・・・
「ベットに運ぼうか。」
「そうだね。」
松潤と二人智君をベットに運んだ。
「じゃあそろそろ俺も帰るわ。」
「え？でも松潤車だろ？」
「タクシーで帰るから大丈夫。だから車置かせといて。」
「それはいいけど・・・」
松潤結構酔ってるし此処は泊まってもらったほうが・・・
と考えてるいるうちに松潤は玄関に
「じゃあまた明日ね？」
「おう。」
引き止める勇気もなく見送った。でも何故か最後に見た松潤の顔が
悲しそうだったのは何故だろう。
そして何週間ぶりに俺の携帯に非通知から掛かってきた。
「もしもし？」
『・・・助けて・・・』
「誰？」
『・・・苦しいよ・・・ごめんね・・・』
そして電話は切れた。電話の相手は泣いてるようだった。
「なんなんだよ。」
でも確かに前に聞いた事がある声だった。
「どこだっけ？」
そんな事を考えていたら松潤の忘れ物を見つけた。
「明日いるものだったら困るよな。」
それから松潤の携帯に電話した。
『・・・もしもし？』
「！！」
この声・・・
『翔さん？』
「え？あ忘れ物・・・」
確かにあの非通知の電話の声に似てる。でも何で？
『あ、ごめん。次に会った時でいいから・・・わざわざ・・・ごめんね・・・』
「！！」
『翔さん？』
「今何処？！」
間違いない。あの声は松潤だ。
『家だけど？』
「今から行くから！！」
『え？』
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作者名：リア | 作成日時：2014年4月17日 0時
