え？世界に私一人？【歌/い/手】

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あー気持ちよかった…

着替えも済ませ、濡れた髪から雫が落ちないように用意してもらったタオルで充分に拭き取ってからリビングに向かった

リビングどこだっけ…

こっち？電気ついてないから違うか

ここだ！

ｶﾞﾁｬﾝ

う「うぇぇぇビックリしたぁ！」

こっちを見て驚いた様で浦田さんが叫んだ

ま「あ、ドライヤー取ってくるね！」



天使のような笑顔



ふと、そう思ってしまった

会って数時間程の見知らぬ相手に気を許しているのか…？私

まぁ、仲良くなれそうだけどさ…

年齢の壁が…

そ「ん、ここ。座りな〜」

一ノ瀬さんがソファをぽんぽん叩いて、言われるがままにそこに座った

今初めて画面を見たが、私がお風呂に入っている間にマリ〇をやっていたようだ

タヌキマリオ、くろヘイホー、イカガール…

中々癖が強いキャラでやってるんだな

ま「はい！持ってきたよ〜」

なんか見た目おしゃれなドライヤーだ

服装おしゃれな人はドライヤーまでおしゃれなのか(？)

＊

何だかんだ髪を乾かし終わり浦田さんが入りに行った

ま「Aちゃんもやる？」

浦田さんが使っていたコントローラーを差し出された

『あ、はい…』

友達の家で何回かやった事あるので操作方法は覚えている

3…2…1…

＊

そ「うわあっ甲羅…！！」

『あ、当たった』

そ「前に投げてくれ…w」

＊

ま「ああぁ落ちた！！…ちょ抜かれたんだけど！w」

そ「Aちゃんなんか上手くない…？w」

ま「待てぇぇぇぇ…！！！」

＊

う「あ、Aちゃんやってるんだ」

上がってきた浦田さんが画面を見て呟いた

ま「めっちゃ上手いんですよ！」

そ「浦田くんといい勝負出来そうだよね」

『ゲームは色々…やってるので』

リュックから暇潰しに使おうと思っていたSwitchを取り出した

ま「ほんと？！また色々やろう！」







ちょっと、これからの生活が楽しみになった

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