え？世界に私一人？【歌/い/手】

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そ「え、うらたくん？」

《おー。てかそらるさんも居るんすか？二人してなんか困惑してますけど》

ま「うらたさん、今大変なの！！」

浦田さん…？

相川さんと一ノ瀬さんの知り合いっぽいな

その人も一応この世界にいるってことだよね

ま「今ね……

*

《それ…ドッキリじゃないよな？》

ま「違います！とにかく、僕の家に来てください！」

《あぁ…分かった》

ま「はー…えっと、今から僕の友達が来ます」

そ「すぐ向かってくれるからそんなに時間もかからないだろ」

ほうほう

現状、この世界に居るのは相川さんと一ノ瀬さんと、そのお友達さんと私だけなのかな

ま「……混乱してるよね。ゆっくり、ゆっくりで良いから飲み込んで行って欲しいな」

『…はい。』

そ「…なんでこの世界ってネット繋がってたり水道通ってたりするんだろうなぁ…電気もつくし」

ま「ほんとですよね。どうしてだろう…」

友達さんが来るまで3人で考察を続けていた

＊

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

インターホンの音がした

ま「僕、出てきますね！」

そ「おう、頼んだ」

『は、はい…』

一旦心を落ち着かせよう

人間関係は初めが肝心…

吸って、吐いて。




………無理だぁ

「……この子がまふが言ってた子なの？」

聞き慣れない声にビクッと肩を震わせた

う「あ、ごめん。驚かせちゃって」

『…い、いえ…』

か細い声で答えると

なんとも気まずい空気が流れる

ま「じ、自己紹介自己紹介！」

う「あぁ…うん。俺は浦田渉。よろしく」

そ「身長は162cm」

浦田渉さん…よし、覚えた

身長の話はいる…？

う「おいそらる」

…てか、そらるって何なんだろう

相川さんがまふまふって呼ばれるのは分かるけど、一ノ瀬さんとそらる…何も似てないよね？

ま、とりあえず自己紹介しよ

『…七瀬Aです。東京なら人がいるかなって思って…兵庫県から歩いて来ました』

う「兵庫県から？！…そ、そっか。よく頑張ったな、今まで」

ま「それで…どうします？」

そ「どうするも何も何すれば良いか分かんない状況だもんなぁ…」

う「そうですね。坂田とも連絡つかなかったし」

坂田…？浦田さんの知り合いかな

ま「とりあえずこの4人で一緒に過ごした方が良いだろうなぁ…どこか住める大きい家とかって」

待って？









4人で？

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