絶対犯罪の釈明【名探偵コナン】

いつも通りじゃない ページ3

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ツーツー…と
聞こえる無機質な音に、どうして私はこうなったのかを考えた。








昔、と言っても2、3年前だ。

そう、私が高校生の時、悪い先輩と少し付き合いがあって。
その先輩達か犯した罪を隠蔽したのが始まりだった。


それからは先輩達に言われて、ずっと先輩達の犯罪を隠してきた。
さっき電話していた人も、私の先輩の一人でヤのつく所に入っている。
偉い人らしい。そんな人と話せる私すごい。


家族とは一方的に縁を切られた。
先輩達の約束を1度だけ破ってみた時に密告されたらしい。



寂しくはあるけど、私が捕まった時に迷惑をかけないからそれでいいと思った。



それから先輩達によって誑かされた愚かな人の犯罪を手伝い、
「真の黒幕」と呼ばれるようになってしまった。


まあ、いいけど。



私は捕まらない。この世にずっと「真の黒幕」の謎を植え付ける。



もう私の後ろには何も無いからね。







『…あぁ、人って脆いなぁ』



私はイヒヒヒ、と不気味な声で笑った。



ブーメランだって分かってる。

私は、もう既に壊れてしまっているのだから。






ふぅ、と一息付きまた先程の人とのやり取りを眺めた。









匿名平岡を殺したい。


匿名500万は借りてきた。


無名そうですか、では深夜零時に○○県の○○倉庫に向かってください


匿名本当だろうな?



無名ええ、本当です





誰か知らんが勝手に殺せよって思ったけど、まあいい。


ヤのつく先輩に殺したあとの段取りはもう教えているから。

にせもの→←快楽犯は…

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