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Jyo kujyo ページ6
シャッター 優里
Kujyoside
Aと見るはずやった花火が夜の隙間を埋めてく。
感傷に浸ってまうから、Twitterは閉じた。
Aに出会って新しく趣味として始めたカメラ。
俺は夢中になってAの事を撮り続けた。
棚の上に置いたるカメラも、今距離を起きたいぐらいや。
俺は今日全て失ってもうて、一日中泣いとった。
ほんまの気持ちはやっぱり分からへんけど、Aのアルバムにいる俺は全部消したんやろ。
シャッターが落ちるみたいに、Aを切り取って恋に落ちて。
心のアルバムに全部そっと溜め込んどった。
やからさ、仕草も匂いも全部覚えとる。
でも、一つだけ後悔しとる事と言えば、
「シャッターを切る時間もAに触れとればよかった。」
「全ての時間をAだけに使っときゃよかった。」
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作者名：ぐりっと | 作成日時：2022年10月14日 18時
