94 誰か… ページ26
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『ん…』
目を覚ますと何も見えないくらい真っ暗な部屋。
ただ1つ
見えるのは、悪い笑みを浮かべたキムさんの姿。
キム「目、覚ました？」
『俺…何して…？』
腕にあるはずの時計を見ようとする。
(ｶﾞｼｬﾝｯ!
『っ…何これ』
両腕は鎖のようなもので
後ろに固定されていた。
『何ですかこれ…』
キム「あぁ〜そんな怒らないでよ。
カッコイイ顔が台無しだよㅋㅋ」
そう言ってくすくす笑うキムさん。
俺もしかして、なに？
解禁…
されてんの？
どうにかしてこの鎖を外そうと
腕を動かしてみるけど
全然びくともしない。
キム「腕にキズが出来ちゃうよ？」
『…じゃあ取ってくださいよ』
溜息混じりにそう言うと
ゆっくりとキムさんが近づいてくる。
暗い部屋の中、足音だけが響く。
そしてすぐ近くまで来て
俺の頬に手を添えた。
『…何ですか？』
出来るだけ平静装って問う。
キム「最近、あんまり話せてなかったよね？」
『…そうですね』
キム「ずっとテヒョン君とかと喋って、
メイクもスリさんにしてもらってさ…
私はどうでもいいの？」
“ キムさんは危ないから気を付けろ ”
そのテヒョナヒョンの言葉を
思い出した。
そういう事？…ヒョン
気づけば俺とキムさんの距離は
凄く近くなっていて、
思わず身をよじった。
キム「逃げられないよ？」
そう言って肩を掴まれ、
完全に身動きが取れなくなった。
…この鎖さえ外れれば……
ずっと外そうと試みるも、
全然外れない。
ふいに手首に痛みが走った。
ポタッ…
と何が落ちる音。
下を見ると俺の腕から流れ落ちる赤い血だった。
『っ…』
キム「ほらだから言ったじゃん。
キズが出来ちゃうよって〜…」
そしてキムさんの顔がだんだん近づいてきた。
避けようと顔を逸らすも、
両側から抑えられて正面を向かされる。
『なんでこんな事っ…』
キム「…ジュヌくんは私だけのモノになればいいのよ」
そう言ってニヤリと笑う。
唇と唇が付くまで
もうあと少ししかない。
『…やめ…っ』
誰か………
助けて
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サラン(プロフ) - :さん» コメントありがとうございます(*´ω`*)作者自身、なんだか書き足りない気持ちが残ってますが完結しました！ありがとうございました(*´艸`) (2017年8月28日 15時) (
レス) id: b2fb2305d4 (このIDを非表示/違反報告)
: - 完結おめでとうございます。 (2017年8月28日 0時) (レス) id: 347e624561 (このIDを非表示/違反報告)
サラン(プロフ) - 睡蓮さん» ご指摘ありがとうございます！！訂正しました！いつも呼んでくださりありがとうございます(〃艸〃)もう少しで最終話ですが、最後までよろしくお願いします(*´ｰ｀) (2017年8月26日 22時) (レス) id: b2fb2305d4 (このIDを非表示/違反報告)
睡蓮(プロフ) - シリーズ初めから楽しく読ませていただいています^^*誤字を見つけたので報告いたします((｡´･ω･)｡´_ _))ﾍﾟｺﾘ 94話…「かんきん」が｢解禁｣となっていますので訂正を推奨します。これからも頑張ってくださいね！応援しています！ (2017年8月26日 18時) (レス) id: 24e376ac33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラン | 作成日時：2017年8月17日 19時
