君との距離【BTS】 (ページ11)

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…手！

いつもは手なんて繋いでなかったのに…

『ジミナ、どこ行くの？』

動揺を隠して冷静に聞いた。

JM「ん。内緒」

そう言って意地悪そうに微笑んで、

私の手を握ったまま歩き進める。

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少し歩いて着いたのは、

アクセサリーショップ

私も最近行きたいって思ってたとこ。

さすがジミナ。

わかってる！

『わ〜。可愛いのばっかり』

店内をゆっくり回って

ひとつひとつ見ていく。

JM「A〜見てコレ」

後ろを着いてきてたジミナが

私の肩を叩いた。

ジミナが持っていたのは、

シルバーとブラックの十字架のシンプルなピアス。

『…カッコイイ！』

JM「だよね〜よしこれにしよ〜」

いいなーそれ私も欲しい！

なんて思って見てみると

さっきのがラストだったみたい。

色違いのゴールドの方も売り切れだった。

『あぁぁぁ…ジミナずるい〜…』

いいもん。私は自分の探すし！

また店内をウロウロしてたら

会計から戻ってきたジミナが私の腕をつかんで言った。

JM「ほら行くよ！」

『え！待ってよ〜』

私まだ買ってないんだけど！

私も欲しいんだけど！

お店を出て歩き出すジミナ。

それに着いていく私。

ジミナの顔を見るとすっごく嬉しそうだった。

『ねぇジミナだけずるい』

そう言うと、え？って間抜けな顔して

私を見るジミナ。

JM「なにが？」

なにが？じゃないし！

もおおおお←

また今度ひとりで行こ…

小さく溜息をついてジミナの後ろを着いていく。

『……わっ！！』

急に立ち止まったジミナの背中に思いっ切りぶつかった。

『…ちょ、急に止まらないでよ〜』

JM「A、はい！どーぞ」

急に渡された袋を受け取る。

『なに？これ』

中身を見てみると、

さっきジミナが買ってた十字架のピアス。

『えっ…何で？』

顔を上げると、ジミナの右耳に光るピアスが。

JM「んふ〜。片方はAのね！」

おそろい〜なんて満面の笑顔で言ってる。

『いいの？ジミナ…』

JM「もちろん！最初からAとペアしよ〜
って思って買ったから」

『…ぅージミナありがとう！！』

私を驚かせるのが得意なのかな？

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