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---花垣
Aちゃん、帰りましょう!
『タケミっちぃ、図書館いこ』ﾆｨ
ん?まだ昼前だし行きましょうか！
＿オレ、同い年なのにいっつも
Aちゃんには敬語なんよなぁ
よし今日はそれを克服しよう!
千冬は敬語なんて使ってなかったし
オレだってフレンドリーに!
ねぇ、Aちゃん
りゅ、りゅ･･
ほ、星が好きなの？！
だめだ聞けねぇ･･･
オレもその本読んでみたいなぁ
『うん！イザナがね
まだ続きがあるって言ってたのぉ』
楽しみでs･･･楽しみだなああｧﾊﾊ
慣れねぇ事すると空回り感パネー
図書館の受付で借りていた本を返す
本を探すAちゃんの後ろを
オレはついて行く
本が沢山だと独特の匂いがする
トイレに行くたくなる･･ﾅﾙﾖﾈ?
『なーい』
誰かが借りてるんスかね
オレ見てきまs･･見てくる!
どこか机に座って待ってて!
受付で貸出情報を検索
返却予定日はとっくに過ぎていた
誰だよぉ、ちゃんと返せよなぁ
とりあえずAちゃんに報連相!
オレがAちゃんに
その事を話していると＿
隣の席の人が声をかけてくれた
”その本の続き?”
ええ、そうなんです
返却予定日は結構前になってて。
”今、親戚の子に貸してて
手元にないんだけど
返ってきたらその本貸してあげるよ？”
『いいの？！』
”でもいつになるか･･
それでもいいなら連絡するよ?”
ありがとうございます!
Aちゃん、家の電話番号わかる?
”キミも一緒についてきてあげてね?
女の子一人で来させるのはダメだぞ”
河田家に到着、チャイムを鳴らす
ｶﾞﾁｬ
ナホヤ
あれなんでオマエ？
なんだかわからない威圧感･･
でも任務完遂だ!
『にぃただいまー!』
ソウヤ
今、にぃって言った？!
タケミっちが送ってくれたんだ
ありがとねッ
ナホヤ
今日はオレが
布団で話聞いてやっからなァ〜
ムーチョが昨日くれたお菓子あンぞ
オマエ居なくてガッカリしとったワ
！！ムーチョ君･･
そうかスマイリー君この時から
ムーチョ君とは付き合いがあるんだ
どうりで仲良かったわけだ
ソウヤ
ちょっとあがっていかない？
暑かったでしょ
そうだ情報収集しなくちゃ!!!
図書館の帰り道、嬉しそうだったなぁ
実はAちゃんが返却した本
オレが借りたのは内緒!!
＿にしても
メチャクチャ綺麗なお姉さんだった
でも、どこかで会った気が､､
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作者名：ria | 作成日時：2023年10月9日 14時
