俺らの妹 (ページ48)

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たけみっちとゲームセンターを出たあと
少し歩いて公園のベンチに千冬を
寝かせた

ナホヤに電話をかけたら

ワンコールで繋がり
もしもしと言うよりも早く
「場所言え」と言われた

説明するとナホヤもソウヤも来てくれて
ナホヤの後ろに千冬を乗せ
４人で家まで一緒に帰った

たけみっちはナホヤに
「オマエは帰れ」と言われ帰って行った

ナホヤはバイクから千冬を下ろし
背負って家に入った

千冬を布団に寝かせ
ソウヤはタオルで血を拭いていた

横で私は半泣き状態だった

ナホヤが横にきてくれて
私を抱きかかえ自分の胡坐の中に
座らせ抱きしめてくれた

「心配した･･」そう言うナホヤの声は
　少し震えていた
「怖かったよﾅ」
「オマエはケガねェのかヨ？」

『ｳﾝ』と頷くと我慢していた
涙が溢れだし泣き疲れてナホヤの
腕の中で寝てしまっていた

１時間ほど眠っただろうか目が覚めたとき
「やっと起きたのかヨ大きい赤ちゃんｗ」
と揶揄われたがナホヤの腕の居心地が
よかったのでもう一度寝ようと思ったら
風呂行けと言われた

千冬は遠慮していたがソウヤの圧に負け
今日は泊ることになった

お風呂からあがるとソウヤがご飯を
作ってくれていた
「食べれるかわからない･･」と言ったけど
「完食してるねっっ」のソウヤの声に
千冬が笑っていた

口が切れて頬も腫れている千冬は
食べにくそうにゆっくり食べていた

ソウヤの着替えを渡して千冬も
お風呂へ行った

あがってきた千冬の顔に包帯と
ガーゼを貼った

『千冬ー一緒に寝る？』って
聞いたら
「えｯは？！」っと赤い顔で驚いていた

「オマエはこっちじｬ」とナホヤに言われ
結局いつも通り挟まれて寝た

今日は２人には心配かけたなぁと
思いつつ眠りについた

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