五話 ページ5
ムクッと起き上がるとスタスタ近づいて
コラさんと呼ばれる男の頬に手を伸ばす
コ「ッ！！？」
「ありがとう。」
コ「ッ！？」
そっと目を閉じて考えた…
何か…何か理由があるはず
そうでないと…
「こんなに暖かい人が、理由も無く、初対面の子供を放るはずが無い…」
コ「………」
凍りつく空気が分かるが、黙って彼を信じてみる
本当は、とっても怖かった…でも
きっと母なら、こうするはず…
しばらくその、瞳と目を合わせて居ると
タッと立ち上がりガシッと掴まれ
スタスタと歩き出した
ふわんふわんと体が揺れながら
ファミリー達から離れた場所で手を離される
ドサッ
「…」
コ「出てけ…」
えっ…
コ「お前はここにいちゃ行けねぇー！ドフィから離れろっ！！」
「何でっ！！？僕が使えないから？仲間にしてくれないの？？」
コ「仲間と思った事はねー。俺の目的は弟として兄ドフィの暴走を止める事だ…」
化け物……
コラソンは全てを話してくれた
つまり、この人はドフラミンゴを殺す気だっつ…
「嫌だ…」
コ「っ…」
「僕は…僕の居場所を取らないで…下さい…」
僕も彼に全てを話した
ここに来るまでの出来事
母が食われる瞬間…
「僕はドフラミンゴの事をよく知らない、でも今の居場所はここなんだ！！」
コ「ダメだ！他にどこか居場所を見つけろ！」
一向にして聞かない僕を殴りつけるコラソン
それでも僕は彼の言う事は聞かなかった…
それからも、幾度と無く出ていくように言われたが
行く宛の無い僕は今もファミリーの中にいた
どうやら、彼が話せる事を知って居るのは僕だけの様だ…
対して気にしない僕は黙って居る
そんなある日、僕は大怪我をして帰ってきたコラソンを目にした
ド「おい、コラソンっ！誰にやられた？」
コ「［てき］」
ギシッと音を立てて腰掛けるコラソン
傷は深いはずなのに平気なそぶりを見せ部屋へ戻って行った
トントンッーガチャ
休んでいるコラソンの部屋へ入ると
1人ベッドに横になるコラソンがそこに居た
トットット
近づいてコラソンの側に行くとコラソンはそれに気づき起き上がる
周りの音が無音状態になるのが分かる
これは彼の能力だ
キンッー
コ「何の用だ…」
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星隠れの里(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反行為です。 (2019年1月11日 16時) (
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作者名：れい | 作成日時：2019年1月11日 16時
