三十一話 ページ31
長い長い日々は終わり
やっとドフィの暴走は止んだ…
夜空を見上げながら風に当たっていると
ヴィオラさんがやってきた
ヴィ「眠れない…？」
「うぅん、少し考え事をしてただけ…」
僕は頑張って笑顔を作るが彼女に嘘は通じない
ヴィ「嘘…戸惑っているんでしょう？」
彼女は僕の隣に腰を下ろすとフワッと優しく微笑む
ヴィ「この国に居ればいいわ…貴方は私と同じ様なものだもの、お父様達もきっと分かってくれるわ」
彼女はそう言うが僕からすれば同じはずが無い…
彼女は大切な人を守る為にドフィの側にいた
ケド僕は違う…
元を辿れば進んで入った様なものだ
僕は何処へも行けない…
ただドフィを止める為に必死に生きて…
いや、違う…
僕はドフィの事も救いたかったのだ…
側に居て殺す事しか考えては居なかったが、本当を言うとドフィにもある優しさを大切にして欲しかった…
コラさんが居なくなったあの日から、僕の居場所は彼自身だったんだ…
ヴィ「………」
複雑な気持ちになるヴィオラさんの表情が目に入る
「ごめんなさい。でも、良かった＾＾」ニコッ
ヴィ「ッ！！？」
その良かったには色々な言葉に出来ない気持ちを詰め込んだ
僕はこれからの事は明日また考えると言い
部屋へ戻る…
ガチャッー
この国に来てずっと使ってるこの部屋も
今朝と今とじゃ全く違う部屋に見える…
なんだか申し訳ない気持ちになった僕は
今回一緒に戦った沢山の戦士達が眠る広間で寝る事にした
ギギギィーと扉を開くとそこには
大勢の人々が眠ってるいた
「………」
そこには今まで見た事無いくらい幸せそうに眠るベビー5の姿もあった
「ッ！！？」
男にもたれかかり眠る彼女を見て何だか自然と笑みがこぼれる
「ふふっ」＾＾
その瞬間男は目を覚ましハッと僕の方を見る
サ「なんやい…」
ギロっと睨まれるが僕は両手を上げる
「いや、、、何も…」
彼がスッとベビー5へ布団をかけ直す仕草を見て僕は驚いた
と言うより…優しい人なんだろうな…
ベビー5も居場所見つけたみたいで良かった…
僕はその場に座りサイと言う男と少しお話しをした
「ベビー5はファミリーでずっと一緒に育ってきた、姉妹みたいなものでさ…まぁ、変わってはいるけど、本当優しい子だからさ…これからこの子の事宜しくね」ニコッ
僕がそう言うと少し顔を赤らめ照れているみたいだった
サ「…まぁ、一度口にした事。まかせろやい///」
「？」
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星隠れの里(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反行為です。 (2019年1月11日 16時) (
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作者名：れい | 作成日時：2019年1月11日 16時
