三話 ページ3
【ーー昔storyーー】
「居たぞ！！」 「捕まえろ〜！！」
「殺せ〜！」 「よこせ！」 「命をくれ」
はぁ
はぁ
はぁ
僕は日が沈んでも眠る事は出来ない
四六時中、命を狙われているからだ
ドテッ「あっ…！！？」
痛い…
ボロボロの小屋を見つけそこへ隠れる
「はぁ…はぁ…」
息を整え小屋の外を見る
火を灯す事も出来ない
お母様もお父様も、村の皆んなも奴らに食われた
僕達には人とは違う能力があるらしい
奴らはもはや、人間なんかじゃない…
ー1ヶ月前ー
「母様？」
「シッ…、貴女だけは生きなさい。」
それが、母から聞いた最後の言葉
ギギギィー
クローゼットの扉を開け部屋を出ると真っ赤に染められた部屋があった、
母は僕に良く話をしてくれた、
どんな大罪人にも、心はある…
その時、僕はそうは思えなかった
村の中心部に足を運ぶと、数人の大人達が火を囲っているのが目に入る
幼い僕には状況が把握しきれていなかった、
だがその光景を目にして全てが分かった…
神の血を継ぐ一族は何者も憎んではならない
血が汚れてしまうから
憎むのでは無く理解してあげなさい。
ズズズー
数人の大人に引きずられてくる、その女性は
母だった…
母は上から下を引き裂かれ大人達は母を食らっていった…
あれから1ヶ月、僕は逃げる事しか出来なかった
何の力も無い僕、一族の力は相手に対して使えても、己に対しては使えない
だから、守り守られ生きていくのです…
それが、生きるという事です。。
幾度となく話してくれた母の言葉が頭に浮かんでは
バンッと音を立てて消えていく、、
僕はそんなに出来た人間にはなれないよ…
ギギッー
「ここの小屋、怪しくねぇか？」
「まだ隠れてるかもしれねぇ」
「殺んじゃねえぞ、生きて連れて帰る」
ッ！！？
その日、僕はドフラミンゴに出会った
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星隠れの里(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反行為です。 (2019年1月11日 16時) (
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作者名：れい | 作成日時：2019年1月11日 16時
