十七話 ページ17
そして次の瞬間
体が大きく揺れた
ガタッー
「ッ！！？」
その後の放送で外で起きている事の予想はついた
僕はハッとして立ち上がる
行かなくちゃ…
せめて足だけでも…
僕は部屋を出た
今の混乱に応じてか、幸いな事に王宮内にいつもの見張りは見当たらない
誰が狙われているのか は分からなかったが、きっと兵隊さん達のなそうとしていた、作戦は成功したのだろう…
「鍵を探すより早いっ！！」
鎖を断つ為に向かった場所は
ーー王宮内の武器庫ーー
「………」
ここまで、来たのに誰にも合わなかったなんて付いているのかな？？
いいや、
普段、何か起きたら
ベビー5が側で僕を見守っているはず…
それなのに、、誰一人として僕の元へ来る気配が無いことから、恐らくそれどころでは無い…
大騒ぎ…
想像以上の混乱だった
早く…
早く鎖を断って
ドフィを…
ドフラミンゴを 殺らないと…
僕は恐る恐る武器庫を開ける
ギギギィー
５つある武器庫の中から、4つ目の武器庫を選んだ…
なぜなら
「……」
キョロキョロと刀の並ぶ壁を見渡す
「あった！！」
なぜなら、ここには僕のお気に入りの刀がある…
この刀は昔から練習の時に使っていた
鎖を断つだけなら、どれでもいいが、これから奴を殺るなら、コイツじゃないと、ダメな気がした
確か…名前は ナキギツネ
打刀が1番僕にはしっくりくる…
至近距離での戦いにはもってこいだっ！
それを、口で咥え無造作に鞘から抜いた
そして
ギシンッッーー
ガシャ…
鈍い音を立てて鎖が２つに割れる
流石ッ♪
足が自由になったのを確認すると僕は勢いを付けて
刃先に腕を下ろす
ーーガシャンッーーー
そこに迷いなど無い
その手で刀を握りしめ
僕は静かに部屋を出た
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星隠れの里(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反行為です。 (2019年1月11日 16時) (
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作者名：れい | 作成日時：2019年1月11日 16時
