十六話 ページ16
「んんぅ……」
あれ…僕寝て…
お昼前だろうか、今朝より日差しは強くなっている
「えっ…」
その瞬間ジャラジャラと掠れる音が聞こえ
僕の腕は鎖で繋がれているのが分かった
ガシャッツ「ッ…」
腕を足を繋ぐ鎖の音、どれだけもがいても、自由が効かない
立ち上がる事すら出来無い…
「………」
何故だッ…
バレたのか…？
そんなそぶりは微塵も見せていないはず…
今日の事をドフィは知らないはず…
それじゃあ何故僕は拘束されている…？
これじゃあ作戦に参加出来無い
数年前、ドレスローザにやって来た時改めてドフィの行動を、考えを疑った
コラさんが止めたがってた悪夢が今この時なのだろうか…
僕はその光景をひたすら見る事しか出来なかった
いつか、いつか必ずドフィを止めるそう心に決め
彼の側で様子を伺うことしか出来なかった無力な僕…
だがある日
僕は、、この国に来て1人の兵隊と出会う…
理由は違えど、目的は同じ…
今日、僕は彼の…彼等の作戦に参加させてもらえる事になっている
それは僕にとってチャンスだった…
僕にはドフィを殺す事以外、彼を止める方法は思い当たらなかった…
死んだとしても構わない
何もせず、この苦しみのままなのは…
コラさんの想いを無駄にする行為は…
もっと嫌だから
それなのに
ガシャッツ…
ガシャッ…
ガシャッ
あの時と同じだ…
もがいても…もがいても…
いっそこの手足ををなくしてしまえば…
僕は焦る気持ちを抑えるために窓の外を見る
すると、状況は変わらないが、あの日と同じ光景が目に入り、何かが起きているのは分かった
あの檻からは逃げられない…
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星隠れの里(プロフ) - オリジナルフラグをちゃんと外して下さい。違反行為です。 (2019年1月11日 16時) (
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作者名：れい | 作成日時：2019年1月11日 16時
